2022年11月8日
近畿大学、オンデマンド授業「今後も受講したい」学生78.7%
近畿大学は2日、前期KICS(KIndai Creative Studio)オンデマンド授業の履修者7080人を対象に実施した授業評価アンケートの結果を発表した。
近畿大学では、デジタルトランスフォーメーションの一環として、授業のオンデマンド化を進めており、2021年4月から「KICSオンデマンド授業」を開講している。2022年度は全キャンパスの学生を対象に共通教養科目(一般教養科目)24科目、学部基礎科目3科目、合計27科目を開講しており、2024年度までに共通教養科目(一般教養科目)26科目、学部基礎科目3科目、合計29科目の開講をめざしている。
なお、オンデマンド授業と対面授業を開講し、学生は自身に合った形式の授業を選択することも可能(一部科目はKICSオンデマンド授業のみ開講)。

アンケートでは、今後別の科目で「KICSオンデマンド授業」「リアルタイムのオンライン授業」「対面授業」を選択できる場合、「KICSオンデマンド授業を受講したい」と回答した学生が78.7%にのぼり、KICSオンデマンド授業の満足度の高さがうかがえる結果となった。

また、動画を視聴する際に倍速機能(1.25倍速or1.5倍速)を使用した学生は48.5%だった。授業の質の向上および成績との関連性の分析のため、2022年度前期KICSオンデマンド授業の履修者7080人のログ分析を実施し、2021年度の授業評価アンケート結果を含めて検証したところ、視聴速度と成績評価に相関は見られなかったという。
同大学は、新たな教育の提供とポストコロナを見据えた学修環境の整備をめざして、授業のオンデマンド化を推進。2021年2月に、高品質な授業を継続的に制作するため、音響・動画処理の設備を揃えたスタジオ「KICS(KIndai Creative studio)」を東大阪キャンパス内に2部屋設置し、2014年度から先行してオンデマンド授業を開講している通信教育部の知見を生かしながら、通学課程の学生向けオンデマンド授業の制作を進めてきた。
学生は授業動画を視聴し、毎回行われる確認テストで理解度をチェック。テストで満点をとれば次の回の授業を受講することができるシステムで、確認テストは満点を取るまで何度でも受けることができる。なお、YouTubeを筆頭に多くの配信サイトでも標準機能とされているため、受講の際には倍速機能を利用できるようにしている。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)














