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2023年11月21日

NTTスマートコネクト、埼玉県内の不登校児童生徒を対象に「3D教育メタバース」の活用実証を開始

NTTスマートコネクトは20日、NTT東日本(埼玉支店)とともに、埼玉県内の不登校児童生徒に対する「3D教育メタバース」の活用実証を開始した。

<実証の全体イメージと3D教育メタバースの位置づけ>

この取り組みでは、長期欠席している児童生徒らの「仲間と学びあえる新たな学び舎」の整備に向けて、NTTスマートコネクトが提供する「3D教育メタバース」を活用するが、不登校児童生徒への支援として3Dメタバースを活用する取り組みは、同県内では初だという。

今回の実証で採用する3D教育メタバースは、探究学習やアクティブラーニング、他校との交流授業などで活用できるように、教室や集会所、小ルーム(面談室)、アクティブラーニングルームなど、教育に特化した仮想空間を提供。授業や全体集会、グループワークや面談といった学校特有の様々なシーンで活用できる。

仮想空間ならではの3Dオーディオによる臨場感のある会話や、翻訳も含めた音声の自動テキスト化と吹き出し形式での表示などのコミュニケーション機能だけでなく、音声や映像などのログ保存による出席確認や児童生徒の活動状況の振り返り、テキストチャットの冒涜フィルタなど、「仮想空間での学び舎」に適したサービス内容になっている。

今回の実証で、今は孤独な環境にいる不登校の児童生徒が仮想空間でつながることで、同じような悩みや環境にいる仲間の存在を感じ、アバターによるコミュニケーションを通じて学びあえる新たな学び舎を築くことで、誰一人取り残されない教育を実現し、自分の力で社会的に自立していける支援をめざしていく。

「活用実証」の概要
実施期間(予定):11月20日(月)~2024年3月31日(日)
実施内容:仲間の存在や距離を実感できる臨場感のある3Dメタバース空間を活用して、性別や容姿を気にせず自己表現ができるアバターを通じたコミュニケーションで、協働的な学びの授業や行事などに活用していく
各者の役割:
①さいたま市
・「不登校等児童生徒支援センター」(Growth)による先端技術を中核に据えた新たな学校の設置と運営を実証
・3Ⅾ教育メタバースを活用した授業の実施/機会提供など
②NTT東日本
・不登校児童生徒の新たな学びの場(3Ⅾ教育メタバース)のコーディネート
・3Ⅾ教育メタバースを活用した授業の企画/実践(予定)
・インターネット環境、無線LAN環境の整備など
③NTTスマートコネクト
・3Ⅾ教育メタバースの提供
・操作説明の支援など

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