2025年4月24日
順天堂大学とアビームコンサルティング、AIを活用した医師の働き方改革に向けた共同研究を推進
順天堂大学とアビームコンサルティングは22日、AIを活用した医師の働き方改革の実現に向けた共同研究において、医師の経験・ナレッジの活用を高度化する生成AIサービスの開発を開始したと発表した。

医師の働き方改革および医療の均てん化に向けた業務改革に対するAI活用の有用性を検証するため、アビームコンサルティングが開発した簡易的に生成AIの業務利用が体験できる「生成AIスターターアプリ」を活用し、各種論文やガイドラインなどのデータを取り込んだプロトタイプアプリを構築。
このアプリを、順天堂医院における脳神経内科、循環器内科、総合診療科の臨床現場で実際に運用し、その利用状況や医師のフィードバック内容を分析。生成AI活用による診療業務の改革が期待できるユースケースとして、「医師の経験・ナレッジ活用の高度化・効率化」をテーマに選定し、サービス開発に向けた課題の研究および要件定義、PoC開発を開始した。
医師・医局ごとに蓄積されたノウハウをデータ化し、AIを搭載したナレッジデータベースとして医療現場での活用を促進することで、診療業務の効率化を図り、情報の標準化による地域間の医療サービスの格差縮小を目指す。
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