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2025年7月9日
体力テストデジタル集計システム「ALPHA」、文科省「日本型教育の海外展開」応援プロジェクトに採択
Pestalozzi Technologyは7日、体力テストデジタル集計システム「ALPHA」を通じて、海外展開をする上で進めていたフィリピンでの日本式体力テストの導入に関する事業が、2025年度文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Port ニッポン)」 応援プロジェクトに採択されたことを発表した。
「ALPHA」はPC・タブレットなど端末を問わず体力テストを計測・集計・分析できるツール。同社は2019年の創業以来、「ALPHA」を通じた体力テストのデジタル化により、体力テストに関する先生の業務負担の削減、子どもたちの運動能力向上に貢献し、2024年度では約4200校、160万人の児童・生徒に利用されるにいたっている。
フィリピンでは成人肥満率の増加が社会問題化し、若年層への健康教育の重要性が高まっている。一方、日本のように標準化された体力測定の仕組みが整っていないことで、運動・健康面における「現状把握、課題抽出、施策実行、効果測定」のサイクルが回しにくい構造が存在する。同プロジェクトでは、同社が長年培ってきた日本式体力テストとデータ利活用ノウハウを活かし、現地における科学的な運動・健康教育の充実と疾病予防の推進を目的としている。
同プロジェクトでは、同社の「ALPHA」を用いて、フィリピンのAteneo de Manila Schoolにおいて、日本式体力テストおよび生活習慣アンケートを実施。児童生徒の運動データを収集・分析し、教育現場での活用を促進する。さらに、分析結果は東京学芸大学の鈴木直樹准教授と共同で研究を行い、現地教員との共有・フィードバックを通じて教育効果の最大化を図る。
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