2026年3月12日
遊びの中に学びを!ユーバーの幼児・低学年向けScratchプログラミングVol.1 <乱数でワープする!『どこでも行けるドア??』>
プログラミング教育において、抽象的な概念をいかに直感的な体験へと落とし込むかは大切なテーマです。特に幼児や小学校低学年の発達段階では、理屈で理解するよりも、身近な事柄と結びついた、「驚き」や「発見」といった楽しみが学びの原動力になります。本シリーズでは、ユーバープログラミングスクール代表の中村里香が、子どもたちが楽しみながら好奇心を刺激される教材のヒントをお届けします。
1回目となる今回は、「乱数(らんすう)」を取り上げます。子どもたちが大好きな『どこでも行けるドア??』のような機能をScratchで制作。ドアを押すたびに場面が変わるという「予測不能な楽しさ」で自然と乱数の理解を深められる、簡単な教材を紹介します。
スクラッチで「どこでも行けるドア??」を創ろう!
◆背景を準備して初期設定をしよう
まずはステージの背景として「ドア」、ワープ先の背景(「にわ」「たに」「おしろ」など)をいくつか用意します。
• ポイント: 最初の背景「ドア」には、放射状の線を描き込むとワープの雰囲気が高まります。
• 初期設定: 緑の旗が押されたら、必ず最初の「ドア」画面に戻り、画像効果をリセットするように設定しておきます。
「ステージがおされたとき」のブロックを使います。先生があらかじめ用意しておく「ぐるぐる」の定義で演出を行ったら、「はいけいを(にわ)にする」のように指定して、まずは決まった背景へ移動させてみましょう。
背景を番号で指定し、その際に「○から○のらんすう」ブロックを用います。
2つ目〜4つ目までの背景のどれかを出したい時「はいけいを2から4のらんすう」にします。

• ポイント: 背景を増やしたときは、その範囲に合わせて乱数の数字を書き換えます。この「数字を試行錯誤する」繰り返しが、乱数の自然な理解を促進します。
◆おまけ:背景に合わせてセリフを変えるキャラクター
作品をさらに楽しいものにするために背景の番号を条件にして、キャラクターにセリフを言わせてみましょう。

例: お城なら「おしろはすてきだね!」、谷なら「たにのけしき、かっこいいね!」。セリフを工夫すれば、自分のプログラムが正しく反応する達成感がさらにアップします。
乱数を教える教材アイデア
プログラミング教室では、乱数やランダムという言葉は難しくて覚えていなくても「何ができるか」を子どもたちはしっかり理解しています。どこでも行けるドアのような作品以外にも、着せ替え、宝箱、さいころなど、「何が出るかわからない」要素は子どもたちを夢中にさせ、学びの効果を高めます。
ユーバーのオンライン教材では、さらに発展させた「ガチャポン作り」も人気です。
<参考>
◆「ガチャポンで乱数を学ぶ!「自分だけのおもちゃ」も「レアおもちゃ」も子どもたちがとにかく繰り返す遊び学べる教材
<筆者プロフィール>
ユーバー株式会社 代表 中村里香
2017年4月、すべての子どもが楽しく学べるプログラミング教育を目指し、ユーバー株式会社を設立。プログラミング教室運営、クラウド型学習サービス「うさプロオンライン」の提供、教材開発、講師育成支援、体験イベントの開催などを行う。環境に左右されない学びの機会を届けるため、教育現場や企業と連携し活動中。
ご質問・お問い合わせ info@yuber.jp 中村宛(ご質問は該当記事のURLを添えてください)
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