2026年7月13日
ワークス・ジャパン、早稲田大学の就職活動は3年間でどう変わったか?
産経新聞社と人事コンサルティング会社ワークス・ジャパンは9日、25卒・26卒・27卒 3カ年データで読み解く、早稲田大学の就職活動の変化に関する調査結果を発表した。
同社では、大学生・大学院生を対象とした就職希望先調査を実施している。同記事では、2025年3月卒業・修了予定者を対象とした「25卒調査」、2026年3月卒業・修了予定者を対象とした「26卒調査」、2027年3月卒業・修了予定者を対象とした「27卒調査」の3カ年分のデータを使用している。
なお、同記事の分析は、各調査データのうち早稲田大学生の回答(25卒:204名、26卒:189名、27卒:159名)を対象として集計したもの。
志望企業ランキング・志望理由・就活で意識している点の3つの観点から、早稲田大学生の3カ年の変化を整理している。
それによると、「志望企業3カ年の変化」では、伊藤忠商事と三菱商事は3カ年連続で1位・2位を維持し、三井物産・住友商事を含めた総合商社が継続して上位に並んでいる。あわせて三井不動産・三菱地所のデベロッパー2社も3カ年を通じて上位に位置しており、早稲田大学生にとって商社・不動産・金融が安定した第一想起群を形成していることがうかがえる。
一方で27卒ではソニーグループ・味の素・損害保険ジャパン・三井住友銀行がTOP10へ新たに浮上しており、上位企業の業種構成に広がりが見られる。年度ごとにTOP10の一部が入れ替わる可能性がある点は、採用競合を検討するうえで留意したいポイント。
「志望理由の3カ年変化」では、「業界上位だから」は25卒19.1%・26卒17.0%から27卒25.2%へと上昇し、選ばれた理由のなかで最も高い割合となっている。「業績が安定しているから」も25卒10.3%から27卒13.8%へとゆるやかに上昇する傾向が見られる。
一方で「やりたい仕事ができそうだから」は25卒20.1%・26卒22.9%から27卒9.4%へと低下しており、仕事内容そのものよりも、企業の規模や業界内での位置づけ、安定性を判断材料にする傾向への変化がうかがえる。早稲田大学生に対しては、市場シェアや事業規模、業界内でのポジションといった客観的な指標を示すことが、志望度の喚起につながる可能性がある。
「就職活動で意識している点の3カ年変化」としては、最も大きな変化は「第一志望企業の内定をもらう」で、25卒54.4%・26卒51.3%から27卒22.6%へと低下。あわせて「時間をかけて納得のいく就職活動を行なう」も25卒31.4%から27卒15.7%へと低下する一方、「就職活動を通して、自分の社会的価値を確認する」は25卒18.1%から27卒23.9%へと上昇している。
特定の1社にこだわって長期間かけるよりも、複数の企業を比較しながら自分に合う進路を見極めようとする姿勢への変化が見受けられる。「業界を絞らず、様々な企業を見てみる」が3カ年とも3割台で推移している点も、この傾向と整合している。
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