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2026年9月24日

英語学習者で自信を持って“英語を話せる”と言える人はわずか2割=IIBC調べ=

日本で TOEIC Program を実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
は15日、現在英語学習を行っている 10 代~60 代の男女 1024 人を対象に「英語学習者のスピーキング力に関する自己評価と学習実態」に関する調査を実施、その結果を発表した。

「現在の英語学習の頻度を教えてください」と聞いたところ、「ほぼ毎日」が 24.8%、「週に 3~4 日」が 28.4%、「週に1~2 日」が 32.6%となり、週 1 日以上英語を学習している人は英語学習者全体の 85.8%にものぼることが分かった。

また、現在の具体的な英語学習の内容については、「リスニング」が 71.6%で最も多く、次いで「リーディング」が45.9%、「スピーキング」が 45.2%と続き、とりわけ学習ハードルが高いと考えられている「スピーキング」についても半数近くが習慣的に取り組んでいることが分かった。


「あなたは英語でどの程度のコミュニケーションができますか?」という設問に対して、「ネイティブレベルで流暢にコミュニケーションできる」と回答した人は 14.4%、仕事や専門的な話題で説明・議論ができるほど「複雑なトピックについて会話できる」という人は 28.9%、日常的なトピックについて会話が続けられるレベルで「日常会話ができる」という人は 28.0%となり、一定レベル以上の日常的なコミュニケーションができる人は 7 割を超える結果となった。

さらに、自己紹介や簡単な質問への応答など「簡単な日常会話ができる」と回答した 22.4%までを含めると、93.7%もの人は英語を用いて簡単なコミュニケーション以上はできると自己評価していることが分かる。

その一方で、「自身の英語力について、人にどの程度『話せる』と言えると感じていますか?」という設問に対して、「自信を持って『話せる』と言える」と回答した人は全体でわずか 19.7%と 2 割を下回る結果となり、「英語を話せます」と自分で名乗ることに対するハードルの高さが浮き彫りとなった。


さらに、英語コミュニケーション能力別で、人にどの程度「話せる」と言えるかの分布を見ると、学習者の「話せる」の判断基準の厳しさがより明確になった。

日常的なトピックについて会話が続けられるレベルで「日常会話ができる」と回答した人(n=287)のうち、自信を持って「話せる」と言える人はわずか 7.0%にとどまり、93.0%は自信を持って「話せる」とは言えないと感じていることが分かった。

また、仕事や専門的な話題で説明・議論ができるほど「複雑なトピックについて会話できる」と回答した人(n=296)でも、自信を持って「話せる」と言える人は 27.4%に過ぎず、約 7 割が自信をもって「話せる」とは言えないという結果になっている。

さらに、ネイティブレベルで流暢にコミュニケーションできる層(n=148)であっても、自信を持って「話せる」と言える人は 58.1%にとどまるなど、能力的には英語で会話できるという実感があっても、人に「話せる」と言い切るには、それ以上に高い安心感や自信が求められていることがうかがえる。


自信を持って「話せる」と言えない理由を尋ねたところ、最も多かったのは「自分より英語が話せる人が多いと感じるから」で、50.8%という結果になった。次いで、「間違えることが不安で話すことに抵抗があるから」が 34.5%で続き、周囲との比較意識や不安などの心理的な側面が上位を占める結果となった。また、その後は「言いたいことを英語でとっさに表現できないから」が 29.3%、「自分のスピーキング力のレベルが分からないから」が 26.3%と続き、能力面では瞬発力や自分自身の英語のレベル感への不安が自信を持てない原因となっていることが分かる。

これらの結果から、自信を持って「話せる」と言えない背景には、日本人らしい「自己評価の厳しさ」や「間違いを避けたい心理」といった意識が、大きく影響している可能性が考えられる。


「あなたにとって『英語を話せる人』とはどのレベルですか?」と聞いたところ、上位には「ビジネスの商談や交渉ができる」(21.2%)、「海外で生活しても日常的に困らないレベルで会話できる」(25.0%)、「外国人と雑談などのコミュニケーションがスムーズにできる」(24.0%)が並び、この 3 項目の合計は 70.1%となり、多くの人が“外国人と雑談がスムーズにできる“以上のレベルを「英語を話せる人」の基準として想定していることが分かる。

一方で、「街中で外国人に道案内ができる」(6.3%)や「簡単な受け答えや短い会話ができる」(7.2%)を基準とする人は合計で 13.5%にとどまり、短いやり取りや道案内ができるだけでは、「英語を話せる」とは言えないと考える人が多いことが分かった。


今後、英語を「話す力」がどの程度重要だと思うかを聞いたところ、「非常に重要だと思う」が 36.2%、「ある程度重要だと思う」が49.9%となり、合計86.1%が今後も英語を話す力は重要だと感じていることが分かった。

その一方で、普段英語を話す機会については、「ほとんどない」「まったくない」と回答した人の合計が42.5%にのぼり、必要性を感じているにもかかわらず、実際に英語で話してみる機会が少ないことが分かり、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけるきっかけになるような機会が限られていると考えられる。


また、「『英語を話せる人』に対して、どのような印象を持ちますか?」という問いに対しては、「コミュニケーション能力が高い」が 38.1%で最も多く、次いで「キャリアの選択肢が広い」(29.2%)、「グローバルに活躍している」(21.0%)と続き、キャリアにおいて活躍の場が広がるという点でポジティブに捉える人が多い結果となった。

英語を話せたら何に役立てたいかという設問では、「海外旅行をより楽しむ」が 32.0%で最も多く、「仕事でのコミュニケーション」が 25.6%、「外国人との交流・友人づくり」が 23.2%と続き、英語が話せることで公私共に生活を充実させることができると前向きに考えている人が多いことが分かった。


これらの結果から、英語を話す力は、仕事やキャリア、旅行、交流、趣味といった、自分の活動範囲を広げ、新たな経験や夢の実現、日々の充実感にもつながる力として重要だと捉えられている一方で、日常の中で実際に英語を話してみる機会は限られており、そこに対しても一種の心理的なハードルが存在していると推察される。

そうした英語を話す機会の不足は、自信を持って「英語を話せる」と言えるようになるために解消しなければならない課題の一つであり、完璧に話せるようになってから一歩を踏み出すのではなく、まずは今の自分の英語力を知り、ためらわずに英語を使ってみようと思えるような環境を作っていくことが重要だと考えられる。

【調査概要】
・調査名 :「英語学習者のスピーキング力に関する自己評価と学習実態」に関する調査
・調査期間:2026 年 8 月 4 日(火)~2026 年 8 月 5 日(水)
・調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
・対象人数:1024 人
・調査対象:現在英語学習を行っている 10~60 代の男女
・調査元 :国際ビジネスコミュニケーション協会

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国際ビジネスコミュニケーション協会

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