2020年6月9日
ビジネスパーソン、英語で話すのが「好き」85%、「苦手」52% =IIBC調べ=
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は8日、現在英語の学習をしている全国の20~50代のビジネスパーソン男女500人を対象に実施した「英語のスピーキングに関する実態と意識」調査の結果をまとめ発表した。
それによると、「英語で話すことが好きか」との質問に、「好き」と回答した人は41.6%、「どちらかといえば好き」が43.6%で、合計85.2%だった。
英語で話すことが好きな理由を聞いたところ、「外国人と意思疎通ができるから」73.7%という回答が最も多く、次いで「外国人と親しくなれるから」53.1%、「新しい言語を学ぶこと、話すことが好きだから」49.3%が続いた。
「英語で話すことが得意か」との質問には、「得意」が13.8%、「どちらかといえば得意」が34.0%で、合計47.8%だった。
一方で、「苦手」と回答した人が16.6%、「どちらかといえば苦手」が35.6%で、合計52.2%だった。
英語で話すことが「好き」または「どちらかといえば好き」と回答した人の中で、英語で話すことが「苦手」または「どちらかといえば苦手」と回答した人の割合をみたところ、「英語で話すことが好き」と回答した人の25.0%が「苦手」もしくは「どちらかといえば苦手」いう結果だった。
「英語で話すことがどちらかといえば好き」と回答した人の中では、62.0%が「苦手」もしくは「どちらかといえば苦手」と回答。
「英語で話すことが得意か」という質問に「苦手」または、「どちらかといえば苦手」と回答した人にその理由を聞いたところ、60.9%が「語彙力に自信がないから」と回答。次いで「流暢に話せないから」60.5%、「発音に自信がないから」53.6%が続いた。
英語4技能、リスニング(聞く)・スピーキング(話す)・リーディング(読む)・ライティング(書く)のうち、最も難しいと思うものを聞いたところ、「スピーキング」と回答した人が最も多く55.8%、次いで「リスニング」27.6%、「ライティング」11.8%、「リーディング」4.8%という順だった。
一方で、4技能のうち一番伸ばしたいと思っているものを聞いたところ、「スピーキング」が最も多く66.6%、次いで「リスニング」21.6%、「ライティング」6.2%、「リーディング」5.6%という順だった。
自身の英語の発音に対して、「自信がない」と回答した人は21.4%、「どちらかといえば自信がない」が34.2%で、合計55.6%と半数以上が自身の英語の発音に「自信がない」と回答。
自身の英語の発音に自信がないため英語を話したくないと「思ったことがある」と回答した人は25.6%、「どちらかといえば思ったことがある」は38.8%で、合計64.4%の人が発音に自信がないために「英語を話したくない」と思った経験があることが分かった。
英語の発音を改善し、「ネイティブのような発音で話せるようになりたいと思う」と回答した人は44.2%、「どちらかといえばネイティブのような発音で話せるようになりたいと思う」が45.8%で、合計90.0%の人が「ネイティブのような発音で話せるようになりたい」と思っていた。
「ネイティブのような発音で話すことができるようになったら、積極的に英語で外国人に話しかけたいと思うか」と聞いたところ、「話しかけたいと思う」と回答した人は44.4%、「どちらかといえば話しかけたいと思う」が44.8%で、合計89.2%の人がネイティブのような発音で話すことができるようになったら積極的に「話しかけたい」と回答した。
「1週間のうち、仕事・プライベート問わず、英語を話す機会がどれくらいあるか」聞いたところ、「ほぼ毎日ある」と回答した人が14.8%、「週5~6日程度ある」が12.6%だった。
次いで、「週3~4日程度ある」9.8%、「週1~2日程度ある」23.6%、「英語を話す機会はほとんどない」39.2%という順で、半数以上の62.8%が英語で話す機会が週1~2日以下だった。
1週間のうち、「英語を話す機会がある」と回答したに、仕事で英語を話す機会はどれくらいあるか質問したところ、「ほぼ毎日ある」と回答した人が17.4%、「週5~6日程度ある」が11.8%。次いで、「週3~4日程度ある」16.5%、「週1~2日程度ある」37.8%、「英語を話す機会はほとんどない」16.5%という結果になった。
仕事で英語を使うと回答した人に、「ネイティブのような発音で話すことができるようになったら、もっと仕事がスムーズになると思うか」聞いたところ、「思う」が52.3%、「どちらかといえば思う」が39.0%で、合計91.4%の人がネイティブのような発音で話すことができるようになったら、もっと仕事がスムーズになると思っていることが分かった。
英語でのコミュニケーションで、外国人と意思疎通をはかるために最も重要だと思うものを聞いたところ、「伝えたいという気持ち」が最も多く25.8%、次いで「語彙力」23.4%、「発音」22.4%という結果だった。
「この人のように英語を話せるようになりたい」と思う、日本で活躍する有名人を聞いたところ、第1位は宇多田ヒカル(33.8%)、2位が関根麻里(24.6%)、3位ディーン・フジオカ(13.6%)、4位は錦織圭(12.6 %)、5位すみれ(12.0 %)、6位が新田真剣佑(8.2 %)、7位ローラ(7.8 %)、8位が山下智久(7.2 %)、9位LiLiCo(6.4%)、10位が渡辺謙(5.8%)と続いた。
この調査は、英語学習をしている20~50代のビジネスパーソン男女500人(会社経営者・正社員、公務員、団体職員)を対象に、2月19日~26日にかけて、インターネットでのアンケートという形で実施した。
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