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2023年11月24日

大学生の4割が「コピペのショートカットキーが分からない」=MENTER調べ=

WHITEは、同社のDX人材育成サービス「MENTER」(メンター)が、全国の大学生519人を対象に実施した「ITリテラシー実態調査」の結果をまとめ、11月22日付で発表した。

それによると、PCの保有状況を尋ねたところ、「自分専用のノートPCを持っている」83.0%が最も多く、次いで「自分専用のデスクトップPCを持っている」12.7%となり、ほとんど学生が自分専用のPCを持っていたが、「いずれも持っていない」学生も5.8%いた。

また、保有しているPCのOSについて尋ねたところ、「Windows」80.1%が最多で、「Mac」は4人に1人(24.0%)が使っている結果となった。

パソコン操作の基本スキルである「ブラインドタッチ」に関する習熟度を聞いたところ、「できる」17.7%、「まあまあできる」36.2%となり、半数近くがある程度、習熟していることが分かった。その一方で「全くできない」と回答した学生も1割程度(12.7%)存在した。

マウスについての使用度合いについて尋ねたところ、「よく使っている」31.0%と、「たまに使っている」32.2%で約6割にとどまり、「ほとんど使ったことがない」29.9%、「使ったことがない」6.9%になるなど、ノートPCやデスクトップPCの保有率は高いものの、マウスの使用度がそれには比例しないことが明らかになった

社会人になってから最も使うことになるであろうWord、Excel、Powerpointといったパソコンスキルの習熟度について聞いたところ、「できる」13.1%、「まあまあできる」48.7%と約6割が「できる」と回答。

一方で、「あまりできない」34.3%、「できない」3.9%というように自信のない学生も一定数存在しており、入社後いかにスピーディにこれらのスキルを習得できるかが人事担当者や所属先の社員にとっても重要なポイントになりそうだ。

また、コロナ禍で大学生活でも一般的になったZoomやmeetなどの「Web会議システム」の習熟度について尋ねたところ、「できる」19.1%、「まあまあできる」51.4%と7割近くが「できる」と回答し、今回の調査の中で最も高い習熟度であることが分かった。

一方、SlackやTeamsといったビジネスシーンには浸透している「チャットツール」に関しては、「できる」14.3%、「まあまあできる」32.0%と、その他のITリテラシー・スキルと比較して習熟度が低い傾向が見られた。大学と会社が必ずしも同じようなコミュニケーション環境ではないとも言える。

入社後にチームで業務を遂行する上で必須になってくるパソコン上のフォルダーやその階層構造についてどこまで理解しているか聞いたところ、「よく理解している」13.5%、「まあまあ理解している」38.7%と約半数が「理解している」と回答する一方、「理解してない」34.9%学生も多く存在した。

また、いくつかのショートカットキーを提示した上で知っていたものを選んでもらったところ、「Ctrl+C→選択した項目をコピー」62.6%、「Ctrl+V→選択した項目を貼り付け」59.2%といった「コピペ」が2大人気だったが、それぞれ4割が「知らない」という事実も明らかになった。

その他にも主要なショートカット事例を提示したものの、「いずれも知らない」という学生が2割もおり、実用的なITスキルの知識はまだまだ高くないと言えそうだ。

この調査は、全国の大学生を対象に、10月27日〜11月1日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は519人。

関連URL

「MENTER」

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