2026年10月5日
京都産業大学、学生一人ひとりに最適な“学びの伴走”を実現する24時間「修学支援AI」の開発開始
京都産業大学は2日、学生の成績、履修履歴、進路などの情報を安全に管理・活用し、一人ひとりの学修を24時間支援する「修学支援AI」サービスについて、2027年4月に経済学部と情報理工学部の2学部で実証開始を目指して開発を進めていると発表した。
あわせて、情報理工学部では、2027年4月にAIを社会課題解決や社会変革に役立たせるための実践的な教育を展開する「ソーシャルイノベーションAIコース」の設置を予定している。これらの取り組みを通じ、学生が新たな価値を創造し、社会問題の解決に貢献できる力を育むという。
AIの急速な発展・普及により、大学で学ぶ意義や価値が改めて問われている。こうした変化を踏まえ、同学では、学生一人ひとりが自らの価値や学び続ける姿勢を見つめ直し、AIを駆使して課題発見力や価値創造力を身に付け、社会課題の解決に貢献できる力を育むことが重要だと考えている。
その実現に向け、2027年4月の実証開始を目指す「修学支援AI」サービスと、2027年4月に情報理工学部に設置を予定している「ソーシャルイノベーションAIコース」を通じて、学生支援と実践的なAI教育を一体的に展開する。
また、学生の成績や進路など秘匿性の高い情報を扱うため、包括連携協定を締結しているソフトバンクの「Cloud PF Type A」をはじめ、ソブリン性*1を備えた関連サービスの導入・活用を検討している。
同社のデータセンター内に同学独自環境を構築することも視野に入れ、学生データを安全に管理し、生成AI時代の大学教育を先導する先進事例と、全国の大学に展開可能なモデルケースの構築を目指す。
*1:本リリースにおけるソブリン性とは、秘匿性の高い学生情報を国内のシステム環境で管理し、データの保存や利用について同学が主体的に方針を定め、安全にサービスを運用できる性質を指す。
【主な取り組み内容】
○履修登録からキャリアまで寄り添う24時間「修学支援AI」サービス、2027年4月の実証開始に向け開発
ソフトバンクの協力の下、学生の履修登録支援、履修計画の提案、資格取得やキャリア形成の相談などを24時間365日提供する「修学支援AI」サービスの開発に取り組む。学生の履修履歴などのデータを活用し、一人一人に寄り添った個別最適な“学びの伴走”の実現を目指す。
○ソブリン性を備えたクラウド基盤の活用検討
学生のセンシティブな情報を扱うため、ソフトバンクが提供するソブリン性を備えたクラウドサービス「Cloud PF Type A」をはじめとする関連サービスの導入・活用も含めて検討している。
○【全国初*2】全学約4000名の新入生を対象としたAI教育を実施
同学では、ソフトバンクが提供するオンライン教材「AIチャレンジ 生成AI活用(入門レベル)」を、全国の大学で初めて全学的に導入し、2026年度新入生約4000人を対象に、AIの仕組みや基本的な使い方、バイアス、著作権、情報漏えいなど、活用時に留意すべき事項を学ぶ教育を実施した。実施後の学生アンケートでは、回答者の約90%が「今後の修学や進路に生かせる」と回答している。
*2:同学調べ
〇AI活用人材育成のための「ソーシャルイノベーションAIコース」の設置
情報理工学部では、2027年4月に既存の10コースに加え、情報技術やAIを応用した社会変革に関心を持つ学生を対象とした「ソーシャルイノベーションAIコース」の設置を予定している。本コースでは、AI時代に活躍できるソーシャルイノベーターの輩出を目指し、「企業連携AI-PBL」や「AI社会実装」などの科目を新設する。「企業連携AI-PBL」では、ソフトバンクの授業支援ツールも活用しながら、京都銀行・京都新聞など京都を代表する地域貢献企業や、イシダなど京都発祥の特色ある企業とともに、地域課題・社会課題・企業課題の解決策提案を目指す。また、テイジイエルや日本情報クリエイトなど、ITや情報分析・サービス業も含め、IT・製造から金融・マスコミ、不動産情報など幅広い業種・業界の課題に取り組む。現在、各社のすぐれた取り組みや知見を参考にしながら詳細な調整を進めており、今後も情報産業に限らず多種多様な業界からの連携協力企業を広く募集していく予定。
現時点において連携を予定している5社(五十音順)と、検討中のテーマ例は以下の通り。
| 企業名 | 業種・業界 | テーマ(検討中の例) |
|---|---|---|
| イシダ | メーカー(計量機器製造・食品小売り) | 食品製造・加工・小売り領域におけるAIを活用した課題発掘・解決策の提案 |
| 京都銀行 | 金融(銀行・信託銀行) | 金融領域におけるAI活用とDX推進、顧客体験向上、新規ビジネス創出 |
| 京都新聞 | 情報通信・サービス(新聞・メディア・広告) | メディア・情報発信領域におけるAIソリューション提案 |
| テイジイエル | 情報通信(ソフトウェア開発) | IT・ソフトウェア開発領域におけるAIの実践的な応用 |
| 日本情報クリエイト | 情報通信(不動産情報サービス) | 空き家解消・住宅支援領域におけるAIを活用した課題解決提案と地域活性化 |
関連URL
最新ニュース
- 教員の勤務実態“平均11時間勤務” “表向きの残業削減” “情緒的疲労を減らして”=みんなの教育技術調べ=(2026年10月5日)
- 受講時間を「自分で決める・家族と一緒に決める」と回答した子どもの87.1%がレッスンを「楽しい」と回答=ネイティブキャンプ調べ=(2026年10月5日)
- AI時代に伸ばしたいもの「AI活用力」を上回る1位は「専門知識」 =アクシスコンサルティング調べ=(2026年10月5日)
- 大学パワーランキング、「日本の大学 スーパーコンピュータ保有性能ランキング」発表(2026年10月5日)
- 3歳未満の子育てに関する意識調査 8割の親が「自分の子育ては正解かどうかわからない」=明治調べ=(2026年10月5日)
- NEXER Groupとリトルバード幼児教室、幼児教室・小学校受験塾選びの実態と重視ポイントに関する調査(2026年10月5日)
- Polimill、自治体向け生成AI「QommonsAI」の活用研修(初級編)を福岡県みやま市で実施(2026年10月5日)
- 京都産業大学、学生一人ひとりに最適な“学びの伴走”を実現する24時間「修学支援AI」の開発開始(2026年10月5日)
- Google Cloud 、千葉大学 LMSのGoogle Cloud移行の事例紹介を公開(2026年10月5日)
- 岡山大学、岡山学芸館高校で高校生向けに「理系の魅力を知る講演会」開催(2026年10月5日)










