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2026年11月5日
DAIJOBU、議員秘書と政治を学ぶ学生向けにClaude Code勉強会を開催
ソフトウェアテスト・品質保証を軸に、Claude Codeの法人向け研修事業を展開するDAIJOBUは4日、杉並区議会議員の杉浦 岳志氏と共同で、若手議員秘書が中心の勉強会「臥竜会」と、東京大学の学生が中心の政治系サークル「UTPC」の合同AI勉強会「答えるAIから、動くAIへ。明日から使えるClaude Code入門」を東京・赤坂で開催したと発表した。
議員秘書と政治を学ぶ学生が参加し、AIエージェント「Claude Code」の基本から、陳情の仕分けや要望書づくりなど議員事務所の仕事に置き換えた使い方の実演、AIに預ける情報の線引きまでを解説した。
議員事務所の仕事には、日程調整、会議の記録、名簿の管理、陳情の整理、政策の下調べなど、決まった手順で繰り返す作業が多くある。一方で、扱う情報には個人情報や公表前の情報が含まれるため、AIをどこまで業務に使ってよいか判断がつかないという声も聞かれる。
総務省の「令和8年版 情報通信白書」によると、日本で生成AIを使ったことがある人は58.8%と1年で倍以上に増えたが、調査した4カ国の中では最も低い水準だった。生成AIを使っていない人の理由では、「使い方がわからない」が38.8%にのぼる。
• 日程・議事録・名簿など、決まった手順の業務を自動化したい
• AIを仕組みにして使いこなしている人と、試しただけの人で差が開いている
• 名簿や相談内容など、AIに預けてよい情報の線引きが分からない
こうした声を受け、臥竜会の取りまとめ役である杉浦氏とDAIJOBUが共同で、政治の現場に合わせた内容を用意した。DAIJOBUは、ソフトウェアテスト・品質保証とセキュリティを軸とする会社で、非エンジニア向けの「Claude Code法人研修」を提供している。勉強会では、社内での使い方をもとに、議員事務所の仕事に置き換えた例を紹介した。
テーマは「答えるAIから、動くAIへ」です。質問に答えるチャット型のAIから、代わりに作業を進めるAIエージェントへの変化を、議員事務所の仕事に置き換えて解説した。
事前アンケート(回答17名)では、ChatGPTを使っている人が14名いた一方、Claude Codeなどを使ったことがある人は3名だった。参加者から多く寄せられた悩みは、次の順だった。
1. 議事録・メモの整理
2. 日程調整
3. 名簿・データの整理
4. SNS・広報
5. 政策リサーチ
6. AIにどこまで情報を預けていいか
当日は、この悩みに沿って5つのテーマを扱った。
1. AIの今を、数字で見る
情報通信白書などのデータをもとに、日本のAI活用の現在地を確認。あわせて、行政のアンケート分析が約2カ月から3日に縮んだ例など、国の機関でAIの活用が進んでいる事例を紹介。
2. チャットAIと、AIエージェントの違い
「答えを教えてくれるAI」から「代わりにやってくれるAI」へ。Claude Codeが、フォルダとファイルを使って作業を進める仕組みを解説。
3. 政治の現場で使える9つの使い方
会議の案内メールのカレンダー登録、陳情の仕分け、面会前の下調べ、名簿の更新、名刺の登録とお礼メールの下書きなど、議員事務所の仕事を題材に9つの使い方を紹介。陳情の仕分けでは架空の陳情を使い、AIが分野・急ぎ度・担当窓口を整理し、判断と返事は人が行う流れを示した。
4. 使いこなす5つの道具と実演
外部サービスとつなぐ「コネクタ」、決めた時間に作業を動かす「ルーティン」、手順を一言で呼び出す「スキル」、事務所の前提をAIに覚えさせる「CLAUDE.md」、別のAIに仕上がりを確かめさせる「サブエージェント」の5つを解説した。
• 毎朝7時に、官公庁の新着情報とパブリックコメントをまとめて届けるルーティンを、その場で作成
• 区長あての要望書の書き方を「10か条」にまとめてAIに渡し、そのままスキルとして保存
• 活動報告によくあるAIっぽい言い回しを、スキルで読みやすい文に書き直し
•グループワークでは、参加者が自分の仕事の中から、AIに任せられそうな作業を出し合った。
5. AIに預ける情報の線引き
アンケートで不安の声が多かった「どこまで預けるか」には、具体的な守り方で答えた。
• 外部サービスとつなぐときは、読むことはAIに任せ、書き込みは確認を挟み、送信と削除は人が行う
• 陳情は名前や連絡先を番号に置き換えてから渡し、病歴や信条などの要配慮個人情報はAIに入れない
• 外に出せない情報は、パソコンの中だけで動くローカルLLMで扱う選択肢もある
DAIJOBUは、ソフトウェアテストと脆弱性診断を手がける会社として、Claude Code法人研修でも「4層構造のセキュリティ対策」を教えている。当日もこの考え方をもとに、秘書業務で扱う名簿や相談内容をAIと一緒に使うときの守り方を解説した。
質疑では、政策調査で根拠をどう確かめるか、名簿を扱うときのセキュリティ、よく使う作業の手順を「スキル」として登録する方法などが話題になった。最後に「目的地を決めるのは人。運転は、AIに任せよう。」というメッセージとともに、今日から試せることとして、ルーティンを1本作る、書き方の決まりをスキルにする、CLAUDE.mdを書き始める、の3つを提案した。終了後には、講演資料をUTPCの会員に共有している。
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