2025年10月2日
ユーバーの「Scratchで小・中学校のプログラミング」Vol.26 <スクラッチでアンケート>
ユーバープログラミングスクールの中村里香代表による、小学校のプログラミング授業で使ってほしいプログラミング言語Scratch(スクラッチ)の学習動画第26回。
今回は<初級者>向け、Scratchで簡単なアンケートをとるプログラムを作ります。
「○ときいてまつ」と「こたえ」を使ってアンケートをとる
今回はScratchの「○ときいてまつ」と「こたえ」とリストを使ったアンケートを紹介します。
「○ときいてまつ」を実行すると、ステージ下部に入力欄が表示されます。入力された値はあらかじめ用意されている変数「こたえ」に代入されます。いずれも「調べる」パレットにブロックがあります。
◆リストで選択肢を準備
選択肢を格納するためのリスト「項目リスト」を用意しました。
リストとは、変数の一種で、複数の値をまとめて保存できる便利なしくみです。
今回は、「こたえ」として項目の番号を取得したいので、わかりやすいように「1.コロッケ」「2.カレーライス」「3.ソフトめん」としました。
「うさぎ」のスプライトで、緑の旗が押された時にセリフを表示します。そして「(番号で答えてね!1.コロッケ 2.カレーライス 3.ソフトめん)ときいてまつ」を続けます。
入力値「1」「2」「3」は「こたえ」に代入されますので、「(項目リスト)の(こたえ)ばんめ」を使ってセリフで復唱します。
「(りんご)と(バナナ)」ブロックでは文字列を繋げることができるので
「(項目リスト)の(こたえ)ばんめ」と「だね!」を繋げてセリフで表示します。
ここまでのプログラムの場合、「コロッケ」といった文字列や他の番号など選択肢の1〜3以外が答えとして入力された場合の対策がありません。
そこで「○までくりかえす」のブロックを使って、1〜3以外の答えの時には、質問を繰り返す処理を追加します。
「○までくりかえす」は、○の条件が偽の間は挟んだブロックを繰り返します。
条件部分は『「(こたえ)>0」かつ「(こたえ)<4」』とすることで、入力値が1〜3の範囲に収まる場合のみ先に進めるようになります。こうすることで、回答者が「4」や文字列などを入力した際にも、質問を繰り返すことができます。

今回は、Scratchの「○ときいてまつ」と「こたえ」、リストを使用して一人分のアンケートを作成しました。次回は複数名の答えを蓄積して集計するプログラムに挑戦します。
授業での活用
Scratchはゲームづくりだけでなく、子どもたちのアイデアの表現、発表、調べ学習など、さまざまな教育活動で活用できるツールです。
今回紹介した「アンケートをとるプログラム」は、学級活動や、総合的な学習の時間などで手軽に取り入れることができます。たとえば「給食の人気メニューを調べる」「休み時間の遊び方を聞く」といった題材にすれば、子どもたちが身近に感じられる活動となります。
次回以降では、集めた結果をもとに 棒グラフで可視化したり、最も多かった意見を自動で発表したりするプログラムに発展させます。授業の中で「データを集め、整理し、表現する」という流れを自然に体験できるようになればと思います。
<筆者プロフィール>
ユーバー株式会社 代表 中村里香
2017年4月、すべての子どもが楽しく学べるプログラミング教育を目指し、ユーバー株式会社を設立。プログラミング教室運営、クラウド型学習サービス「うさプロオンライン」の提供、教材開発、講師育成支援、体験イベントの開催などを行う。環境に左右されない学びの機会を届けるため、教育現場や企業と連携し活動中。
ご質問・お問い合わせ info@yuber.jp 中村宛(ご質問は該当記事のURLを添えてください)
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