2014年3月11日
ITR/教師を対象にタブレットの活用意欲を調査
アイ・ティ・アール(ITR)は10日、教師を対象に実施したタブレット端末の活用意欲に関する調査結果と、タブレット端末選定のポイントをまとめたホワイトペーパー「教育現場でのタブレット活用における製品選定の指針」を発行した。
ホワイトペーパーはWebサイトで公開している。
調査は、2013年12月24から26日の間にWebアンケート形式で実施。
対象は、タブレット端末導入に関心のある小中高等校の現役教師で、有効回答は330件。
タブレット端末の教育現場への導入について是非を尋ねると、「賛成」「どちらかと言えば賛成」という肯定的な回答が全体の86%を占めた。
タブレット端末で最も重視する用途という質問では、一番多かった「インターネットを利用した調べ物」が31.8%、次いで「電子教科書のビューワ」が30.6%という結果に。
児童・生徒にとってのデメリットについては、「インターネットの有害情報にアクセスしやすくなる」が31.8%、「個人情報の漏洩リスクが増す」が28.2%とセキュリティへの関心の高さが伺えた。
勤務先で導入するのに最もふさわしいタブレット端末のOSという質問では、「Windows」が、「iOS」「Android」を押さえてトップという結果になった。
調査・分析を担当したITRの舘野真人シニア・アナリストは、タブレット端末の選定について、「安全性については、OSの総合力や連携するクラウドサービスの利用規程も評価対象とすることが望まれます。また、学習教材としての利用を考慮すれば、最低でも3年間は継続利用が保証される製品を選ぶべきです」とコメントしている。
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