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2014年12月5日

九州大学ほか/ビッグデータ処理性能を計測するベンチマークテストで世界1位

九州大学マス・フォアインダトリ研究所の藤澤克樹教授、東京工業大学学術国際情報センターの佐藤仁特任助教、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンの鈴村豊太郎客員准教授、理化学研究所らの共同研究チームは1日、大規模なグラフを処理するソフトウェアを独自に開発し、「京」コンピュータやTSUBAME2.5などの様々なスーパーコンピュータ上でビッグデータ処理性能を計測するGraph500、Green Graph500ベンチマークテストをした結果、前者では世界第2位、後者では世界第1位となったことを、アメリカ・ニューオリンズで開催されたスーパーコンピュータの国際会議「SC’14(ACM/IEEE Supercomputing Conference2014)」で11月18日(日本時間11月19日)に発表されたとWebで公表した。

共同研究チームは、2011年から次世代スパコン上で大規模なグラフを処理するソフトウェアの開発を始め、冗長なグラフ探索を削減するアルゴリズムの利用や、数千から数万台規模が高速なネットワークで接続された超並列計算機上での通信性能の最適化、マルチコアプロセッサ上でのメモリへのアクセス最適化などを先進的ソフトウェア技術と組み合わせることで、モバイルからスパコンまで様々なコンピュータ上で、高速で省電力なグラフ処理を可能にした。

問い合わせ先

九州大学マス・フォアインダトリ研究所
fujisawa@imi.kyushu-u.ac.jp

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