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2016年5月31日

京産大、企業で実践する教育プログラム「理工系コーオプ教育」導入

京都産業大学は30日、コンピュータ理工学部の特別研究の一環としてインターンシップを組み込む「理工系コーオプ教育プログラム」を、今年から導入していると発表した。初めてのインターンシップは3月から5月までの間、富士ゼロックス京都などで研究活動に取り組んだ。

富士ゼロックスR&Dスクエア(横浜)にて開発部門に向けて発表

富士ゼロックスR&Dスクエア(横浜)にて開発部門に向けて発表

京都産業大学はこれまで、産学連携教育のノウハウを生かした「コーオプ教育」(*1)を実践。科目体系の整備や中期インターンシップ、長期有給インターンシップに先進的に取り組んできた。今年度からは、大学で学んだ専門知識を活用し企業で実践する教育プログラム「理工系コーオプ教育」の導入を決定。企業と大学が協働して開発する取り組みは、全国の大学では例の少ないケースだという。

初年度となる今年は、3月から5月の3か月間、富士ゼロックス京都、富士ゼロックス西日本、堀場製作所、テクノアドバンスが、インターンシップの学部生5人、大学院生2人を受け入れた。

「音声ガイドサービスを用いた新たなアプリケーションの開発」、「新たな音声アシスタント機能とアプリケーションの連携に関する調査」、「搬送シミュレーションモデルによる課題研究」をテーマに、企業内での就業に加えて、実際の取引先企業に出向いての企画提案などに取り組んだ。

参加した学生は、限られた時間内でプロジェクトを進めることや、目的や戦略の重要性、考え抜く力、実社会での適応力などを学んでいった。今後は事後学習、他大学との融合プログラムなどの研究活動を予定している。

*1: コーオプ教育(Cooperative Education)は、学内の授業プログラムと学外の就労体験型学修プログラムを交互に受けるカリキュラム。

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