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2016年9月13日
HALの学生が高齢者介護の現場で「Pepper」活用アプリの発表会
ジャパンマテリアルと専門学校HALは、産学連携の一環として、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する人型ロボット「Pepper」を高齢者介護の現場で活用するコンテンツ(アプリケーション)の共同開発を実施し、8月26日に埼玉県上尾市にある特別養護老人ホーム『椋の木』で、入所者に向けたアプリの発表会を行った。
“30分間のエンターテイメント「Pepperと遊ぼう」”をテーマに、高齢者介護施設における利用者向けコンテンツ(アプリケーション)を制作。ジャパンマテリアルの企画制作および介護分野に関するノウハウと、HALの学生の想像力・技術力を最大限に活かし、体操や踊り、ゲームなど、高齢者を楽しませる様々なアイディアを取り入れた。
Pepperを前にした入所者たちは、最初は物珍しそうな様子だったが、愛くるしいPepperの姿に次第に心を開いていき、盆踊りや落語、ジェスチャーゲームなど、Pepperと一緒に楽しい時間を過ごしたという。ロボットと高齢者という組み合わせは、今はまだ見慣れない光景だが、近い未来を象徴するような先進的な光景かもしれない。
HALの先端ロボット開発学科は、プログラミングから実際のロボット製作までの知識や技術を実践的に学び、ロボットエンジニアやクリエイターを育成する学科。学んでいるのはまさに10年後20年後の高齢化社会を支える未来のロボットクリエイター・エンジニアたち。
今年1月に開催した卒業制作展「未来創造展」では、高齢化社会をテーマに高齢者がゲーム感覚で楽しめるコンテンツを作成。このHALの常に社会の動きを視野に入れながら、日々経験を積む姿勢が、さらなる介護分野への進出を目指すジャパンマテリアルの構想と一致し協同開発の合意に至ったという。
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