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2016年11月21日
トレンドマイクロ、AI技術使ったセキュリティソフトの新バージョン
トレンドマイクロは18日、AI(人工知能)技術による「機械学習型検索機能」を搭載した企業向け総合セキュリティソフトの新バージョン「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」を2017年1月下旬より提供開始すると発表した。
昨今の企業や組織は、特定の標的に対して攻撃を行う標的型サイバー攻撃や、短期間に多数の亜種が発生するランサムウェアなど様々な脅威に晒されている。従来のセキュリティー製品には、パターンマッチングや振る舞い検知といった技術が搭載されている、複雑化する脅威から企業を守るためには、単一検出技術によるアプローチ(防御機能)のみではなく、各検出技術の強みを組み合わせたアプローチにより、被害発生リスクを低減するというリスクマネジメントの考え方が必要不可欠だという。
トレンドマイクロでは、成熟した技術とAI技術のブレンドにより、高いパフォーマンスかつ誤/過検出を低下しサイバー攻撃を防ぐ「XGen(エックスジェン)」アプローチによる製品を提供開始する。
感染したPCの操作をロックしたり、PC内のファイルを暗号化して復旧の代わりに金銭を要求する不正プログラム。「XGen(エックスジェン)」アプローチを実現する製品の第一弾として、企業向け総合セキュリティソフトの新バージョン「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」に、AI(人工知能)技術による「機械学習型検索機能」を搭載します。
トレンドマイクロのクラウド型セキュリティー技術基盤 「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」では、1日に50万の新しい脅威を発見している。新たに搭載するAI(人工知能)技術による「機械学習型検索機能」では、これらの莫大な情報をもとに複数のアルゴリズムを利用して、EXEやdllなどファイルタイプ毎に適した学習モデルを使い分けることで脅威を特定する。
「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」を利用しているユーザーは
本機能を無償で利用可能。「XGen(エックスジェン)」アプローチを実現する製品は、2017年以降「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」に続き順次提供する予定だという。
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