- トップ
- STEM・プログラミング
- 「ETロボコン2017」、ゼロから生み出す「ガレッジニア部門」を新設
2017年2月23日
「ETロボコン2017」、ゼロから生み出す「ガレッジニア部門」を新設
ETロボコン実行委員会は21日、「ETロボコン2017」の開催概要を発表した。
組込みシステム技術協会(JASA)が主催する「ETロボコン」は、今年で16年目を迎える。全国12地区で地区大会を開催し、高校生から社会人までがソフトウェア設計内容とスキルを競い合い、各地区で選抜されたチームが11月に開催されるチャンピオンシップに出場する。
2016年は322チーム、約2000人が参加。企業と学生(高校生以上)の参加はほぼ半々で、同じ土俵、同じ技術で競い合える場として、毎回交流が活発に行われるという。
競技は、初心者・初級者向けのプライマリー・クラスと上級のアドバンスト・クラスで構成される「デベロッパー部門」と、2017年から新設された「ガレッジニア部門」の2部門3クラス。
「デベロッパー部門」では、規定の競技内容を攻略するシステムを開発していく。走行体は同じワンメイクで、ソフトウェアの違いのみで競っていくのが特長。プライマリー・クラスではモデリング開発の基礎を、アドバンスト・クラスでは応用編として制御技術や情報理論、カラーセンサー活用などを実践していく。アドバンストは年々課題のハードルが上がっており、参加者のスキルもハイレベルになっているという。
アドバンスト・クラスでは、2輪駆動とフリーボールで移動し、上下する腕や回転する尻尾、4種のセンサーをもつ走行体「HackEV(ハッケブイ)」を使用。「スピード競技」と、ブロックを同じ色の場所へ移動させる「ブロック並べ」、違う色のブロックを土俵外へ押し出したり、懸賞を運搬したりする「ET相撲Neo」などで競技する。
注目は今回から新設の「ガレッジニア部門」。あれこれ考え、つくり、失敗し、またつくる、そうして新しい何かを生み出していく「ガレージ+エンジニア」からなる造語だ。既存のものを改良することが多いなか、「つくりたいものをつくる」本来のワクワク感やおもしろさを大切に、自由な発想で企画・開発していく新部門だという。一般と特別審査員による動画審査で優秀選抜を行い、チャンピオンシップ会場でのパフォーマンスを特別審査員が評価する。なお参加費はデベロッパー部門の半額。参加のチャンスだ。
「つくって動かす」を試せて、開発時間が長くじっくりと取り組めるのがETロボコンの醍醐味。進化した「ETロボコン2017」にチャレンジしてはどうだろうか。
「ETロボコン2017」は、2月から地区実施説明会を開始、5~6月に技術教育、7~8月に試走会、9~10月の地区大会を経て、11月15日、16日にパシフィコ横浜でチャンピオンシップ大会を開催する。申込期間は3月1日~4月6日17:00まで。
関連URL
最新ニュース
- テクノロジア魔法学校、学割キャンペーンを期間限定で実施(2019年2月15日)
- 「朝日新聞デジタル・海外朝刊PDF版」のサービス開始(2019年2月15日)
- ヒューマンアカデミー、「スポーツアナリスト養成講座」3月開講(2019年2月15日)
- 人とデータを結ぶプラットフォーム「D-Ocean」、無料で提供開始(2019年2月15日)
- 約6割が「AIによる暮らしの利便性向上」を期待、ジャストシステムFastask調べ(2019年2月15日)
- ドローンレースを毎日開催、「スカイファイト・東京お台場」16日オープン(2019年2月15日)
- 駿河台学園、SATT、JDSCの3社が資本提携を視野に業務提携(2019年2月15日)
- ソニー、デジタル絵本のスタートアップ「MITSUGO Project」に支援提供(2019年2月15日)
- アイデム、今治市で子どもたちがとらえた“働く姿”の写真展 3月から(2019年2月15日)
- エプソン、教育現場での利活用を可視化「プロジェクター利活用分析ツール」(2019年2月15日)