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2018年12月6日

奈良大、Cognitive Servicesで全国約210体の仏像の表情など分析

日本マイクロソフトは5日、奈良大学が同社の学習済みAIであるCognitive Servicesを活用して、全国の約210体の仏像について推定年齢や表情などを分析し、その調査結果を公表したと明らかにした。

その結果、測定できた仏像の平均年齢は38歳で、西大寺の叡尊上人像の83.5歳が最高年齢となった。また、興福寺の阿修羅像は、正面からの写真を使って測定したところ、推定23歳となった。

また、仏像の感情測定ではCognitive ServicesのFace APIを使って、怒り、恐怖、喜び、中立、悲しみなど8つの表情を数値化し、傾向を分析した。それによると、飛鳥時代の仏像の表情は「喜び」の数値が高く、奈良および鎌倉時代では「怒り」が高い傾向となった。

今回の研究に関連して、自分の写真をアップロードすると、近い表情の仏像が表示される特設サイト「Buddience~仏像の顔貌を科学する~」を公開している。

関連URL

特設サイト「Buddience~仏像の顔貌を科学する~」

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