2026年3月31日
小学生が将来つきたい職業1位 男子は「ネット配信者」、女子は「パティシエ」 =学研教育総合研究所調べ=
学研ホールディングスの学研教育総合研究所は3月11日、「幼児・小学生・中学生・高校生白書」として幼児の日常生活に関する調査と、小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査の追加結果を公表した。
今回は、起床・就寝時刻や好きな食べ物といった生活実態に加え、悩みごとや将来就きたい職業、理想の大人像など、子どもたちの意識や将来像に焦点を当てた内容。
将来就きたい職業では、幼児で「パティシエ」と「警察官」が同率1位、続いて「消防士」。小学生では「ネット配信者」が1位、「パティシエ」「警察官」が続く。中学生と高校生では、ともに「会社員」が1位、「公務員」が2位、「学校の教員」が3位となり、年齢が上がるにつれて、職業観がより現実的な方向へ移っていく傾向。
理想の大人像にも年代ごとの違いが見られた。小学生では「人にやさしく接している」が最も多く、「友だちがたくさんいる」「家族を大切にしている」が続いた。中学生では「自分らしく自由に生きている」が1位となり、高校生では「趣味を楽しんでいる」がトップだった。子どもたちが重視する価値観が、成長とともに対人関係中心から自己実現や生活の充実へと移っていく様子が表れている。
悩みについては、高校生の75.2%が「今、悩んでいることがある」と答え、4人に3人が何らかの悩みを抱えている。内容は「学習に関すること」が最も多く、「進路など将来のこと」「自分の容姿・性格」が続いた。小学生でも半数が悩みを抱えており、最も多かったのは「学校での友だち関係」、次いで「学習に関すること」だった。中学生では将来の職業や理想の大人像に関する回答からも、進路や社会との関わりを意識し始めている様子がうかがえる。
情報リテラシーに関する設問では、小学生がインターネットやSNSで見た情報の真偽を確かめる方法として最も多かったのは「家族に聞く」だった。一方、高校生では「別の情報を調べて比べてみる」が1位で、年齢が上がるにつれて自分で確かめようとする姿勢が強まる。ただし、「本当かどうか気にしていない」と答えた割合は小学生で24.7%、高校生でも15.3%あり、情報の受け止め方にはなお課題も残る。
幼児調査では、生活面の特徴も示された。平均起床時刻は6時52分、平均就寝時刻は21時18分で、93.0%が毎日朝食を食べていると答えた。好きな食べ物は「ポテトフライ」「おすし」「ラーメン」が上位で、夢中になっているものでは「ゲーム」「YouTube」「ポケットモンスター」が上位を占めた。また、2025年のお正月にもらったお年玉の平均額は1万7389円。
調査は、幼児1200人、小学生1200人、中学生600人、高校生600人を対象にインターネットで実施。学研教育総合研究所は、コロナ禍を経て日常が戻りつつある中で、子どもたちの生活実態や意識を把握することを目的にしたとしている。
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