2026年3月31日
ヒューマンリソシア、ITエンジニアへの就職者数 4年連続増も伸びは鈍化
ヒューマンリソシアは27日、ITエンジニア職をめぐる新卒就職動向レポートを公表した。
文部科学省「学校基本調査」を基に分析したもので、2025年3月卒業者のうちITエンジニアとして就職した大学等新卒者は約6.1万人となり、4年連続で増加した。ただ、前年比の伸び率は0.7%にとどまり、増加ペースには鈍化傾向がみられるという。
調査では、就職者の裾野が広がっていることも浮かび上がった。女性就職者は2015年の約0.9万人から2025年には約1.7万人へと約2倍に増え、就職者全体に占める女性比率は28.0%となった。一方で、大学院の修士・博士課程修了者でITエンジニアとして就職した人数は前年より3.4%減り、9年ぶりの減少に転じた。
出身分野の構成変化も目立つ。大学学部卒のITエンジニア就職者では、理学部・工学部などの理系出身者も増えているものの、文系を含む理系以外の専攻出身者の伸びがより大きい。2015年と比べると、理系出身者は約1.4倍だったのに対し、理系以外は約2.3倍に増加し、2025年には約2.5万人に達した。ITエンジニア就職者の構成が、この10年でより多様になってきた形だ。
同社は、DXやAI活用の拡大でIT人材需要が高まる一方、専門性の高い大学院修了層が減少し、非理系出身者が増えている点に注目。技術の高度化が進むなかで、採用後に企業がどのような教育・育成体制を整えられるかが、これまで以上に重要になると分析している。
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