2020年1月30日
ピクシーダストテクノロジーズ×東北大、「空間情報化」技術の開発を共同研究
ピクシーダストテクノロジーズと東北大学は29日、同大発の先端テクノロジーを社会課題解決に繋げていくことを目指し、新たな技術移転スキームによる共同研究の基本契約を締結した、と発表した。
この共同研究では、同大の技術シーズを連続的かつスピーディに利用できるよう、共同研究成果とその知的財産の100%を同社に予約承継する新たな技術移転スキームを構築。共同研究実施の権利交渉や意思決定手続きを円滑化・迅速化できるようにする。
今後は、同大のハード系先端技術と同社のソフトウェア技術を掛け合わせ、社会課題解決につながる「空間情報化」技術を開発していく。
新たなスキームを取り入れた共同研究で、同大で研究された技術シーズを同社が地方自治体や企業と連携して社会実装し、様々な社会課題の解決を目指す。
同社は、筑波大学准教授の落合陽一氏によって2017年に設立されたベンチャー企業。独自の「HAGEN波源」(波動制御技術)をベースに製品を開発。
現在、開発中の製品には、特定の人の耳元など空間の任意の位置に音を届ける焦点スピーカーや、介護施設向けの自動運転車イスなどがあり、大学発のテクノロジーで地方自治体や企業、障がい者などが抱える課題を解決すべく、視覚・聴覚・触覚領域の製品・サービスの開発に取り組んでいる。
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