2020年4月22日
アカリク、「企業の採用活動のオンライン化」に関するレポートを発表
アカリクは21日、企業による「学生の採用活動のオンライン化」に関する分析及び2020年度以降の展望に関するレポートを発表した。
それによると、働き方改革が問われる現代において、テレワークやオンライン採用を導入しているか、社会情勢に対して柔軟に対応できる企業であるかどうかなど、多様なワークスタイルに意欲的な企業であるかどうかは、学生にとって大きな判断材料となる。
採用に関するオンライン化を進めたり、アプローチできる手段を用意することは、優秀な学生からの評価を得るために重要であることは間違いないという。
また、新型コロナウイルスの影響で、オンライン完結で優秀な学生が内定を獲得する「オンライン内定」といったケースも出てくるようになった。
オンライン採用自体は、全体としてまだまだ浸透しきっていない一方で、いち早くオンライン採用に転換した企業が優秀な学生の採用に成功している。
現状、各企業ではオンライン採用について手探り状態が続き、オンラインを通じて学生に自社の魅力などをしっかりと伝える方法を模索している段階。
裏を返せば、これまで優秀な学生を採用したくても、大手企業や有名企業の人気から採用できなかった企業にとってはチャンスで、早急にオンライン採用に対応することができれば十分に優秀な学生の採用を狙うことができると言える状況。
企業は、単にオンデマンド系のビデオを流しているだけだったり、動画を作るだけでは学生からの好印象を得ることができない。学生と相互にコミュニケーションを取れるようなオンライン採用の導入が大切。
また一方で、オンライン化が進むと学生のあり方も変わってくる。これまでのリアルな面接では、雰囲気やあいまいなやりとりでごまかせていた部分が、オンラインでは通じなくなり、質問に対してロジカルに答えられることや空気や意図を読み取って会話できるといった、コミュニケーション能力がより重要視されるようになる。
オンライン採用により、採用活動の幅は急速に拡大しており、変化を遂げている。企業にとっては、時間的制約により、これまでは1回1回の採用イベントに役員や社長の出席は難しかったリアルから、オンラインであればいつでもどこでも短時間でも役員や社長に想いを語ってもらうといったことも可能になり、学生に対してより熱量をもったプレゼンを実現できる。
さらに、テレワークが働く場所を自由にし、都会と地域の差をなくしていくように、採用面でも同じことが言える。これまで物理的に首都圏へ足を運べなかった地方の優秀人材を採用するチャンスが広がる。
また、地方の学生側としても、首都圏の企業には何度も訪問できないゆえに、妥協して内定を決めてしまったというケースを避けることができ、企業と学生の相互にとって嬉しい変化が起こる。
2020年以降は、オンラインによる採用活動がさらに加速していき、採用が学生と企業にとってより良い変革を遂げていく時代になっていくことが予測される。
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