2020年4月30日
金沢工業大、学生団体が「STAY HOME for SDGs」を開発
金沢工業大学の学生団体「SDGs Global Youth Innovators(GYIs)」は28日、休校が続く全国の小中高生を対象に、SDGsに関する学習支援を無償で提供するため、自宅学習教材「STAY HOME for SDGs~おうちで取り組む17日間SDGsチャレンジ~」を開発・公開した。
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、国連加盟193国が達成をめざす持続可能な開発目標のこと。金沢工業大学はSDGsに貢献する教育・研究を進めており、GYIsは、SDGsのゲーミフィケーション教材の展開を中心に、SDGs の普及・啓発活動、SDGsアクション(SDGsの17の目標を意識した活動)に取り組んでいる。
金沢工業大学はGYIsと連携し、小中高生が家にいながら学び続けることができる学習教材として、自宅学習教材「STAY HOME for SDGs~おうちで取り組む17日間SDGsチャレンジ~」を開発した。
本教材はSDGsの17の各ゴールにそった17のチャレンジから構成されており、チャレンジの例としては、「自分たちでできる家事を増やしていこう。お父さんやお母さんと相談して、家事の分担表をつくろう」等のように、小学校低学年から実施できるものも記載されている。「STAY HOME for SDGs」は金沢工業大学 SDGs推進センターのウェブサイトからダウンロード可能で、だれでもチャレンジに参加できる。すべてのチャレンジを実施した小中高生には先着50名に「THE SDGs Action cardgame「X(クロス)」」(※学生団体GYIsが企業と共同で開発)をプレゼントする。また、全チャレンジ実施を報告してくれた小中高生に、修了証(賞状)をデジタルデータで贈呈する。報告締め切りは5月29日。
本教材は、SDGsには欠かせないシステム思考を学ぶことのできる内容になっている。新型コロナウイルスの影響により、どのような変化が起きているのか、それに対して自分は何ができるのか、世の中の複数の現象の結びつきを行動する中で体感していってもらうことで、変化の大きな時代にすぐに対応できる適応力を向上することができる。
教材の提供を行うだけでなく、GYIsのメンバーの大学院生・大学生が、実際に自宅で各チャレンジを実施した様子を動画で配信していく。ぜひ、多くの小中高生の学びを深めるために役立ててほしいという。
また、公開にあわせて説明会を28日~30日に動画配信で行う。教材のダウンロード、プログラムの詳細については「実施要項」、SDGs推進センターWebサイトから。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)