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2020年7月9日
NTT西日本、コドモンと協業で「子ども施設向けICTソリューション」提供開始
NTT西日本グループは8日、クラウド型・LGWAN対応のICT支援ツール「CoDMON(コドモン)」を提供するコドモンと協業し、公立保育園をはじめとする子ども施設におけるICT化と働き方改革のサポートを図る、クラウド型「子ども施設向けICTソリューション」の提供を開始したと発表した。
待機児童など保育分野の問題が提起されている中、厚生労働省の調査でも、保育所等の定員数および利用児童数は増加傾向にあり、保育施設を支える保育士の確保と、保育業務の効率化への重要性が高まっている。また、2019年度補正予算より保育施設へのICT導入に対する補助金の対象は、私立園だけでなく公立園も対象として拡張され、保育現場へのICT導入が進んでいる。このような中でNTT西日本は、同社が持つ技術や地域密着のサポート力を生かし、顧客や地域の課題解決のため、コドモンとの協業することを決定した。
クラウド型「子ども施設向けICTソリューション」とは、クラウド型サービスのため施設内にサーバーを設置する必要がなく、複数園での一括導入や運用が可能であること、自治体から要望の多いセキュアなネットワーク「LGWAN」に対応していることなどの特徴があり、同社では「CoDMON」を利用するためのネットワーク環境の構築のほか、トラブルや問合せなどの保守窓口を設ける。
「CoDMON」を導入することで、保護者とのコミュニケーション、登校園管理・保育料計算、日誌や指導案などの帳票作成など、保護者と職員双方の連絡稼働や事務作業稼働の削減が見込まれる。それ以外にも新型コロナウイルス感染症対策として、保護者が事前に連絡することで預かり時の検温実施と結果記入の稼働削減や、玄関での保護者の接触や密集を避けるといった効果も期待できる。休園に伴う一斉連絡や出欠アンケートを実施など、緊急時の即時連絡が可能となり、印刷や集計の稼働削減に繋がることが期待される。
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