2020年8月3日
次世代ロボットエンジニア支援機構、日本ロボット学会長が顧問に就任
次世代ロボットエンジニア支援機構(通称Scramble)は7月31日、同機構の顧問に、大阪大学特任教授で日本ロボット学会長の浅田稔氏が就任したと発表した。
浅田氏は、1982年大阪大学大学院基礎工学研究科後期課程修了の工学博士。認知発達ロボティクスの第一人者で、JST ERATO浅田共創知能システムプロジェクト(2005~2011)、NEDO高効率・高速処理を可能にするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発(2018~)など様々な大型プロジェクトを統括。
1997年から始まり世界的に有名な国際ロボット競技となった「ロボカップ」の創設者の1人で、競技会での技術開発と人材育成、ネットワーク形成に深い知見を持つ。
同機構は、ものづくりやロボットに興味ある学生・子どもたちの支援とものづくり界隈を活性化する役割を果たすため、様々な事業を展開中。7月から浅田氏を顧問に迎えたことで、若手エンジニアの育成・支援事業を加速させていく。
同機構は、ロボットコンテスト(ロボコン)を人材育成の場として活用し、様々なロボコンに出場する学生・子どもたちへの製作費やメンター提供、ものづくりスペースの提供など多岐に渡る支援事業を実施している。
全国の学生・子どもロボットコンテストチームから公募で製作費などを助成する事業(ロボコンチーム支援プログラム:STEP)を8月1日から開始。多くの学生・子どもたちが思う存分学び、ものづくりに打ち込める環境作りの支援を今後も幅広く実施していくという。
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