2020年8月7日
バンタン、農園実習は遠隔で 製菓学部でITサービス「ミエファーム」を導入
バンタンが運営する製菓・カフェ・調理の専門校「レコールバンタン」は5日、新型コロナウイルス感染症の影響により農園実習に使用している畑に行くことが出来ない生徒向けに、ITベンチャーのキューズが提供する画像配信サービス「ミエファーム」を導入したと発表した。
世界的に有名なパティシエの鎧塚俊彦氏が監修しているレコールバンタンのグラン パティシエ学部では、鎧塚氏が大切にしている「素材から作るお菓子作り」をコンセプトとし、製菓実習といった実践授業のほか、製菓作りに使用する野菜やフルーツといった“素材”を育てて自ら収穫する農園実習を行っている。
2年生を対象に、神奈川県小田原市にある栢山ふれあい農園で、クラス全員で一つの畑を所有し、週に1度の農園実習を通してナス、インゲン、トマト、バジル、イチゴなど季節の野菜やフルーツの管理から収穫までを行い、採れたての野菜やフルーツを使った製菓実習に取り組むという。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、新学期が始まった4月から農園へ行くことが出来ず、農園実習を中断せざるを得ない状況となったが、同農園で野菜栽培を行っているキューズの協力のもと、農園に行かずともスマートフォン一つで畑の様子が見られるミエファームを教育機関として初導入。
4月末から、スマートフォンに送られてくるミエファームが撮影した画像を通して野菜やフルーツの成長をもとに収穫時期を予想し、プロと同様、採れたての旬な食材を活用した製菓作りに活かしたという。
農園実習は非常事態宣言解除後の6月中旬から少人数チームで再開しているが、ミエファームを通して野菜やフルーツの日々の成長を感じ、雑草が茂っていれば農園実習時の作業は草むしりから行うことを決めるなど、作業の効率化に役立てているという。
関連URL
最新ニュース
- CFC、教育格差解消をめざす「スタディクーポン事業」が神奈川県綾瀬市で政策化(2024年7月26日)
- 公立中学校の部活動改革、母親の半分以上が知らない =インタースペース調べ=(2024年7月26日)
- インヴェンティット、大分県豊後大野市立菅尾小学校の「mobiconnect」導入事例を公開(2024年7月26日)
- アルー、教育者の主体的な学びのためのプラットフォームがローンチ(2024年7月26日)
- 生成AI英語対話サービス「ELSA Speak」、関西大倉中学・高校が導入(2024年7月26日)
- C&R社、「AIを使ってJavaScriptを書いてみよう」のアーカイブ映像を無料配信(2024年7月26日)
- ミカサ商事、教職員向け「校務の効率アップ!Google スプレッドシート 実践活用法」8月3日開催(2024年7月26日)
- 東京電機大学、中・高校生対象「電子情報・生体医工学系オンラインセミナー」開催(2024年7月26日)
- 「大学におけるオープンバッジ活用セミナー ~成城大学~」8月8日開催(2024年7月26日)
- ミエタ、教職員向けの「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」8月開催(2024年7月26日)