2020年10月16日
新経連、「GIGAスクール構想」に関する提言を文科省と経産省に提出
新経済連盟(新経連)は、「GIGAスクール構想2.0~『PC1人1台』のその先へ~」と題する提言を、14日に文部科学省と経済産業省に提出した。
コロナ問題を踏まえて、教育現場で改めて課題が見えてきたため、「GIGAスクール構想」の趣旨を徹底的に追求する必要が出てきたほか、「デジタル庁」の創設宣言で、「デジタル教育の規制緩和」が指示されたことなども踏まえて、新経連は今回、経済界が望む規制改革事項を含め、提言した。
提言の主な内容は、まず「予算拡充」として、1人1台のハード面での整備に続き、それを教える人材の確保や現場でのサポート面といったソフト対策の予算の手当てを提案。
また、「規制改革」として、オンライン教育について、正面から緊急対応という扱いではなく、恒常的に対応していくための各種規制の見直しをリストアップ。
さらに、「学びの充実」として、教室以外の場所での学びを義務教育の一環とするための環境整備(恒久的措置として学校以外の場所での学びの時間もカウント、デジタルテクノロジーを活用した学びの「質保証」、単位制の検討など)を提案している。
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