2020年11月17日
京都大、教職員1万2500人の情報共有システムをサイボウズ「Garoon」に刷新
サイボウズは16日、京都大学が「業務支援ICT戦略」の一つとして、教職員約1万2500人の情報共有システムを、同社のグループウェア「Garoon(ガルーン)」に刷新したと発表した。
京都大学では、2005年から職員向けポータルとして、オンプレミスのグループウェアを導入し、2009年度から対象を教員にも拡大して運用していたが、教職員からの要望をもとにカスタマイズされたグループウェアは、膨大なメンテナンスコストや管理者の負担がかかる一方で教員の利用率が上がらないことが課題になっていた。
今回のポータル刷新にあたっては、管理者の負担を軽減できるクラウドサービスが前提となり、これまで利用してきた機能が再現できる、かつ複数のクラウドサービスとの連携や親和性を重視した結果、Garoonが採用されたという。
メールなど一部の機能はG Suiteを利用し、セゾン情報システムズのスケジュール連携ソフト「PIMSYNC」を使ったGoogleとGaroonの連携を行うことで、より利便性の高いサービスとして教職員に利用されている。
また、職員録や契約実績検索システム、大型設備検索システムとしてkintoneも採用。Garoon、kintone、G Suite(現Google Workspace)は、同じ認証システムで利用できるような連携を実装している。
Garoonへの移行後は、サーバーメンテナンスの負担がなくなり、管理体制を2人から1人体制に変更。同社が運用するデータセンターを利用することで、自前でのBCP対策を最小限に抑え、安心して利用できる教職員用ポータルに進化した。
Garoonは、国内外5800社270万人に導入されている中堅・大規模組織向けグループウェアで、数万人規模でも安心して利用できる高いスケーラビリティと使いやすさを両立している。
関連URL
最新ニュース
- 「仕事とAI」、約3割が「自分の仕事が代替される可能性がある」と実感= NEXER 調べ=(2025年12月25日)
- ガクシー、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025」実施(2025年12月25日)
- 英語学習者の8割が挫折と悩みを繰り返す”学習ゾンビ化” =レアジョブ調べ=(2025年12月25日)
- 小中高校生の日常生活に関する調査2025、お年玉・楽しい時間など=学研ホールディングス調べ=(2025年12月25日)
- 11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=(2025年12月25日)
- BREXA Technology、運送業向けeラーニングシステム「Logi Learn」提供開始(2025年12月25日)
- システム ディ、校務支援クラウドサービス「School Engine Web出願システム」山形県教育局が導入(2025年12月25日)
- 鳥羽商船高専、商船学科学生が「クラウド型船員労務管理」を体験(2025年12月25日)
- SAMURAI、埼玉県立蕨高校で「生成AI活用した探究学習」の授業を実施(2025年12月25日)
- 岡山大学、教員免許・保育士資格希望者へ「こども性暴力防止法」施行に伴う留意事項(2025年12月25日)











