2020年11月17日
「すらら」の姉妹版「すららドリル」、北九州市の小中学校など約6万9000名学習開始
すららネットは16日、同社が提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」の姉妹版「すららドリル」が、福岡県北九州市教育委員会におけるEdTech導入補助金を活用した実証事業の教材として採択され、全ての小中学校及び、一部の特別支援学校の児童生徒に導入されることとなったと発表した。北九州市内の公立学校194校の約6万9千名が11月に学習を開始した。
同市では、本事業に先行して新型コロナウイルス感染防止のために学校に登校できない生徒(中3)を対象に、教育委員会が「すららドリル」とオンライン会議システムを併せて活用し、授業はオンライン、演習は「すららドリル」という新しい学習スタイルで遠隔での学習指導に取り組んだ。先行導入生徒の学習により学習効果、モチベーション向上効果が見られている。
また、国の示すGIGAスクール構想の方針に則り、今年8月末に小6・中3の児童・生徒1人1台の端末を整備。さらに、12月末までに他学年の端末を整備する準備を進める中、市内の公立学校において「個別最適化された学び」を実現するため、アダプティブなEdTech教材を活用することを検討している。それに先立ち2020年度は、経済産業省が実施するEdTech導入補助金も活用しながら、EdTech教材の実証事業を進める。実証事業は2021年3月24日まで行われる予定で、北九州市内の194校の公立学校(小学校129校、中学校62校、特別支援学校3校)が実証事業の申請を行い、計約6万9000名の児童・生徒が順次「すららドリル」で学習を開始した。
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