2020年9月17日
「すらら」の姉妹版「すららドリル」、大阪市52小中学校の約1万5000名が学習開始
すららネットは16日、同社が提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」の姉妹版「すららドリル」が、大阪市教育委員会におけるEdTech導入補助金を活用した実証事業の教材として採択され、大阪市内の計52小中学校、約1万5000名が学習を開始すると発表した。
「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会の5教科の学習を、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブな e ラーニング教材。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現できるという。「すららドリル」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストにより、学びの個別最適化を実現する「すらら」の姉妹版で、主に公立小中学校で活用されることを想定し提供を開始した。
大阪市では、GIGAスクール構想の方針に則り、2020年度中に児童・生徒1人1台の端末を整備する準備を進めている。市内418の全小中学校において「個別最適化された学び」を実現するため、アダプティブなEdTech教材を活用することを検討。2020年度は、経済産業省が実施するEdTech導入補助金も活用しながら、EdTech教材の実証事業を進めていく。
実証事業は12月25日までの予定で、大阪市内の35小学校、17中学校の計52校が申請、約1万5000名の児童・生徒が「すららドリル」で学習を開始する。それぞれの小・中学校のニーズに合わせ、授業内での活用、放課後学習などさまざまな形で実証が行われる。「すららドリル」の、AIを活用し無学年式で一人ひとりに合わせた学習を実現できる点を活かし、児童・生徒の基礎学力向上や自立学習習慣化に貢献することが期待されている。
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