2020年10月28日
「すらら」の姉妹版「すららドリル」大分県の中・高24校約9000名が学習開始
すららネットは27日、同社が提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」の姉妹版「すららドリル」が、大分県教育委員会におけるEdTech導入補助金を活用した実証事業の教材として採択されたと発表した。大分県内の20高等学校、4中学校、約9000名が学習を開始する。
AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英 語、理科、社会 5教科の学習を、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブな eラーニング教材。「すららドリル」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストにより、学びの個別最適化を実現する「すらら」の姉妹版で、主に公立小中学校で活用されることを想定している。
大分県では県立高等学校20校、別府市立中学校2校、九重町立中学校、玖珠町立中学校の計24校が導入、合計約9000名の生徒が10月から学習を開始する。
同県は、EdTechの活用により公正に個別最適化された学習の仕組みを提供するため実証事業に参加。学習指導における教員の負荷軽減を目指す。ほとんどの学校で生徒数に対する学校保有端末が不足しているため、クラスごとに交代で利用したり、家庭に端末がある場合には家庭学習用として活用することになる。端末が整備されている学校では、授業内で「すららドリル」のテスト機能を活用し既習内容を確認するとともに、ドリル機能による弱点補強を試みるなど、できることから取り組んでいく。
今後は、蓄積したスタディログに現れる生徒一人ひとり、クラス、学年、学校全体の学習傾向等を分析し、より効果的な学習指導を目指すという。
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