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2021年4月23日

アシストマイクロ、早稲田大学が学習管理システムに「Open LMS」を採用

アシストマイクロは21日、日本総販売代理店として提供するLearning Technologies Group plcの学習管理システム『Open LMS(オープンエルエムエス)』が、早稲田大学の教育プラットフォームとして2020年度に本稼働したこと発表した。

2020年度春学期には、コロナ禍による全授業のオンライン化にも対応し、その実績をもとに今年度もハイブリッド型教育の基盤としてオンライン授業と対面授業の双方を支えているという。

約5万人の学生が学ぶ、早稲田大学では、創立150周年(2032年)に向けて策定された中長期計画“Waseda Vision 150”のもと、対面授業とオンライン授業を組み合わせたブレンディッドラーニングを推進。

同大学のデジタル化を推進する取り組みは早期から開始され、2000年代にはアメリカの先進的な大学に倣い、学生の学習環境の向上のために独自開発の学習管理システム(LMS)を導入、活用してきたという。しかしながら、独自開発LMSの導入から10年が経過すると、インターネットの進化とともに、メンテナンスにかかるコスト面の負担が大きくなり、商用LMSの機能が充実してきたことから同学は新たなLMSの導入を検討し、「それまで利用してきた独自開発LMSの様々な機能がサポートされる機能性とコスト」、「マルチデバイスへの対応」、「クラウド運用可能」という観点からOpen LMSの採用に至った。Open LMSはオープンソースのMoodleをベースに開発された製品のため、既に数多くのマニュアルが存在すること、全学で6万人規模の運用実績があることも採用の決め手に。

早稲田大学は2020年度からOpen LMSの本格稼働を開始、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で春学期の授業を全てオンラインで実施することになり、一気に利用が促進。現在はオンライン授業、対面授業それぞれでOpen LMSが活用され、授業を行う上で必須のプラットフォームに。特によく利用される小テスト機能では、あらかじめ正解を設定することで自動採点が可能で、後から正解の修正が必要な場合もセットし直して再採点ができる。

また、学生・教員間のメッセージ機能では、対面の授業では教員に質問しにくいと感じる学生も、気軽に質問をすることができ、卒業論文等の提出もOpen LMS経由に切り替えたことで提出に伴うトラブルのリスクがなくなる、採点した課題も学生に返却しやすくなる、といった導入効果が現れている。従来の独自開発LMSにはなかった学生同士でレポートの相互評価ができる機能も注目されているという。

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