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2021年5月27日

ネットワールド、札幌学院大学が学生・教員向けファイルサーバーをリニューアル

ネットワールドは25日、札幌学院大学の学生・教員が利用するファイルサーバー環境改善プロジェクトで、ネットワールドが提供するネットアップ社製オールフラッシュ・ストレージ「NetApp AFF C190」(AFF C190)が採用され、本格稼働開始したことを発表した。

システム構成図

札幌学院大学は、学生が個人のファイルなどをファイルサーバー上に置き、各自の環境を利用できるようにしているが、ユーザーのデータ容量が増加したことで、Windowsのログインに時間がかかり、すぐに授業を開始できないなどの問題があった。また、学生向けの領域を1GBしか提供できなかったため、大容量データを利用した研究・教育活動に支障があったという。

新しい環境は、AFF C190がプライマリ/バックアップ用に1台ずつ導入され、プライマリのAFF C190に保存されたデータは、筐体間ミラーリング機能「SnapMirror」を利用して、バックアップ用AFF C190へ日次バックアップされる。使用頻度の低いデータは、自動階層化機能「FabricPool」を使用してAWS S3へ転送。クラウドと連携することで、万一キャンパスが被災した場合にも、確実にデータを保護できるようになった。

また、スナップショット機能で7世代分のスナップショットを保存しており、教員や学生が誤ってデータを消してしまっても、速やかに復旧できる。

課題となっていたログイン時間は、以前約5分を要していたのに対して、1/7以下の約40秒に短縮されたという。

また、圧縮・重複排除やデータコンパクションなどの機能を活用することで、容量を約1/15に削減できることから、約3300人の学生に8GB、約100人の教員に10GBを提供可能に。

システムの提案・導入は、同社のパートナーであるネットワンシステムズが担当し、提案の構成などの迅速・丁寧な協力、保守フェーズも含めて、ネットワールドの支援が高く評価された。

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