2021年6月8日
高校教育改革、「ICTの活用」は計画以上に進展=リクルート進学総研調べ=
リクルート進学総研は7日、全国の全日制高校1156校を対象に実施した「高校教育改革に関する実態調査2021」の結果をまとめ発表した。
同調査は、同総研と「キャリアガイダンス」編集部とが隔年で実施しており、今回で21回目。高校の教育改革に関する現状を明らかにするため、新学習指導要領、入学者選抜、ICT活用、キャリア教育、進路指導、学校改革などの取り組みに関して実態を調査。

同調査のリリースは、「ICT活用」編と「進路指導」編の計2つあるが、今回発表したのは「ICT活用」編。
それによると、2020年コロナ禍で推進された学校運営の取組に関する調査では、計画通りいかなかった割合は「特別活動の取組」が82.0%、「進路指導・キャリア教育の取組」が69.0%となっており、「対面」前提で実施してきた取組への影響が大きいことが分かった。
特別活動とは、「ホームルーム活動」や「生徒会活動」、入学式・文化祭・修学旅行などの「学校行事」のこと。
一方、計画以上に進んだ取組は、「ICTの活用」が44.6%で圧倒的に高かった。新型コロナの影響で、高校では急速にICT活用が進んでいることが分かった。
ICTの活用状況・活用意向・活用推進のための取組に関する調査では、96.7%の高校が授業・ホームルーム・探究などの教育活動にICTを活用していることが分かった。
具体的には、「オンラインによる双方向型授業・学習支援」が55.9%で、オンライン授業への活用意向が過半数。また、さらなる推進のための取組は「教師の研修の強化」が63.3%と突出して高かった。
「ICT活用」で狙いたい効果や変化に関する調査では、ICT活用の期待効果として、「生徒の興味を喚起し、学習へのモチベーションを上げる」が64.2%でトップだった。
新学習指導要領実施に向けて重視していることは、「ICTの活用」67.8%が1位だった。
この調査は、全国の全日制高校4738校を対象に、2月1日~3月5日にかけて、郵送調査+インターネット調査で実施。集計対象数は1156件(回収率24.4%)。
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