2021年6月15日
岐阜県教委・慶應義塾大学SFC研究所・日本マイクロソフトが連携協定を締結
岐阜県教育委員会、慶應義塾大学SFC研究所、日本マイクロソフトは11日、岐阜県立学校での探究的な学習を通じた「未来を創る学び」の実現と、教職員の働き方改革を進めるために、連携に関する協定を締結した。
岐阜県教育委員会は、2019年に策定した「岐阜県教育振興基本計画 第三次岐阜県教育ビジョン」をもとに、「ふるさとをテーマにした地域課題探究型学習」の推進により、正解のない課題に対し生徒自ら収集した情報を分析し、他者とともに考えて答えを見出していく「未来を創る学び」の実現に取り組んでいる。
岐阜県教育委員会は、2020年度から県立学校生徒1人1台のSurface Go 2の整備を行い、さらにICT教育の推進体制を強化するにあたり、日本マイクロソフトに加えて、慶應義塾大学SFC研究所Society5.0時代の学びと教育・ラボとも連携し、その助言を受けながら改革を進めていくことに合意し、協定の締結に至った。岐阜県教育委員会は同連携により、いつでもどこでも安全に、生徒が学び、教員が教えることができる環境を整備する。
具体的に日本マイクロソフトは両者と協議しながら。「未来を創る学び」を身につけるための授業の支援。1人1台1アカウントを活用し、端末の持ち帰りを含めた教育環境整備を支援。教職員の働き方改革実現に向けた校務デジタル化の支援といった活動を提供していく予定。
慶應義塾大学SFC研究所は、同連携において、「未来を創る学び」共同研究会の設計や、学術的な視点からの教科研究に関する講評、助言を行い、岐阜県の教育充実に貢献。熟議ワークショップを実施し、関係者間で目指すべき目標や課題を共通認識する機会を提供する。共同研究に参加する県立高校教員を対象に、鈴木寛教授から「これからの教育の在り方、高校におけるICTを活用した授業」に関して講演を行うという。
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