2021年9月9日
文科省、「やむを得ず登校できない児童生徒へのICT活用した学習指導」を通知
文部科学省は、新型コロナや自然災害などの影響で、やむを得ず学校に登校できない児童生徒への「1人1台端末」などのICTを活用した学習指導に関する通知を、全国の都道府県教育委員会などに出した。
この通知は8月27日付で出されたもので、やむを得ず登校できない児童生徒へのICTを活用した学習指導に関する留意事項などを掲載。
また、同時に、通知の別紙として、児童生徒にICTを活用した学習指導を行う際のチェックリストや、自治体事例なども掲載している。
同通知では、やむを得ず学校に登校できない児童生徒に対しては、学習に著しい遅れが生じることがないようにするとともに、規則正しい生活習慣を維持し、学校と児童生徒との関係を継続することが重要、としている。
そのため、感染状況に応じて、地域や学校、児童生徒の実情などを踏まえながら、学校で必要な措置を講じることが求められる。
特に、一定の期間、児童生徒がやむを得ず学校に登校できない場合などには、ICT端末を自宅に持ち帰り、オンラインによる「朝の会」や健康観察で会話する機会を確保したり、ICT 端末に学習課題を配信することで自宅学習を促進。
また、同時双方向型のウェブ会議システムを活用して教師と自宅をつないだ学習指導を行ったりするなど、登校できなくても学校と自宅をつなぐ手段を確保して、児童生徒とコミュニケーションを絶やさず、学びを止めないようにする取組みが重要である、としている。
同通知では、こうした同省の「基本的な考え方」のほか、「学校と自宅のICT環境の整備」や、「ICT端末の持ち帰り」、「ICTを活用した学習指導の着実かつ積極的な実施」、「幼稚園におけるICT活用について」も詳細に掲載している。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)