2021年12月29日
Classmate×羽衣国際大学、3D仮想空間メタバースによるVR英会話レッスンを実施
Classmate(クラスメイト)は28日、羽衣国際大学共通教育開発センターと共同で実施した、3D仮想空間メタバースによる「VR英会話レッスン」の模様を公開した。
同レッスンは12月17日に実施。両者が共同で、Meta社(Facebook)のバーチャル会議アプリ「Horizon Workrooms」とバーチャルリアリティ用デバイス「Meta Quest 2」を使って、3D仮想空間メタバースの会議室内で、同大の学生が同社のフィリピン人英語講師から英語のスピーキングレッスンやフィリピンの異文化についての授業を受けた。
お互いアバターなので、対面やビデオ会議システムでのオンライン英会話レッスンより、「緊張が少なく話しやすい」と学生からは好評だったという。
両者は、2020年の夏休みから、海外に行けなくてもネット環境があれば自宅や学校の教室から2Dバーチャル空間にある同社の語学学校内で、フィリピン人講師のマンツーマンレッスンや、ライブスタディーツアーで現地の町並みを見たり、英語で街頭インタビューするなど、フィリピン現地の大学生とオンラインで国際交流を行ってきた。
今回は、2Dバーチャル空間からさらにリアル留学に少しでも近づけるように3D仮想空間メタバース内で、フィリピン人講師とレッスンをするとどうなるかを、共同で実証実験した。
当日は、3D仮想空間メタバース内に用意された同社のバーチャル会議室に入って、「Horizon Workrooms」と「Meta Quest 2」を使い、フィリピンにいる英語講師から同大の学生がライブでVR英会話レッスンを受けた。
「Meta Quest 2」が内蔵している音声の品質がかなり良く、音声の遅延が従来のビデオ会議システムなどと比べて短く、通話中の違和感が全くなかった。
また、会議室内では立体音響システムを使っており、声は相手がいる方向から聞こえてきて、実際の空間内で話をしている感覚に近いのを学生全員が体験。
声に合わせてアバターの目や口も自動で動き、顔の表情も変わったりしたので、学生たちは驚きの表情だったという。
バーチャル会議室内には、バーチャルホワイトボードがあり、コントローラーをひっくり返してペンのように書くことでき、パソコンと連動できるので、パワーポイント資料、英語教材、写真などをバーチャルホワイトボードに張り付ける事もできた。
また部屋内は、3種類の座席レイアウトがあり、目的により変更できる。例えば、プレゼンテーションするための座席レイアウト、ディスカッションしやすいレイアウトに簡単に変更ができた。
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