2021年12月17日
目標・抱負がある小中高生の95%が「達成のために努力した」と回答 =栄光ゼミ調べ=
Z会グループの栄光は16日、同社の進学塾「栄光ゼミナール」が、小学1年~高校3年生の子どもを持つ保護者492人を対象に実施した、「小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもが今年の目標や抱負を決めていたかを聞いたところ、小学生の保護者の54.2%、中高生の保護者の40.2%が、子どもが2021年の目標・抱負を「決めていた」と回答し、全体では46.3%となった。
保護者自身が目標・抱負を決めていた家庭(全体51.8%)に絞ると、子どもが今年の目標を決めていた割合はそのうち63.9%と、15ポイント以上高くなることも分かった。
「2021年の目標・抱負」の内容を聞いたところ、小学生・中高生ともに多かったのは、「学習習慣に関する目標・抱負」と「受験に関する目標・抱負」の2つだった。
また、小学生では「生活習慣に関する目標・抱負」、「習い事や趣味に関する目標・抱負」が、中高生では「部活に関する目標・抱負」、「資格試験に関する目標・抱負」も多かった。
子どもは決めた目標・抱負を達成するために、「努力をしていたか」を聞いたところ、全体の保護者の39.9%が「とても努力している(していた)」、55.3%が「やや努力している(していた)」と回答。目標・抱負の達成のために努力している小中高生は95%以上にのぼることが分かった。
特に、中高生の保護者は、45.9%が「とても努力している(していた)」と回答しており、子どもの努力を、保護者が高く評価していることが明らかとなった。
子どもが目標・抱負を決める際に気を付けていること、または今後気を付けたいことを聞いたところ、最も多かったのは「子ども自身が主体的に決めた目標にする」で、小学生保護者の60.6%、中高生保護者の69.2%だった。
また、小学生は「子どもが頑張れば確実に手が届く目標にする」が、中高生では「具体的な数字を入れた目標にする」が、それぞれ多かった。
今まで、子どもが目標・抱負を達成するために、ごほうびや励ましの声掛けなど、助言や手助けをしたことがあるかを聞いたところ、小学生保護者の89.8%、中高生保護者の88.8%が助言や手助けをしたことが「ある」と回答した。
では、「どのような助言や手助けをしたか」を聞いたところ、最も多くの保護者が実践したことがある行動は「褒めたり、励ましたりする言葉をかけた」で、小学生保護者の74.2%、中高生保護者の63.3%にのぼった。
子どもが2022年の目標・抱負を立てるとしたら、どのような内容がよいかを聞いたところ、小中高生の保護者で最も多かったのは「学習習慣に関する目標・抱負」だった。
また、中高生の保護者では「資格試験に関する目標・抱負」も多く、在籍している学校が取得を後押ししていたり、受験予定校が民間試験の取得を評価したりするなど、いろいろな理由がありそうだ。
この調査は、小学1年~高校3年生の子どもを持つ「栄光モニター会員」(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に、11月11日~25日にかけて、インターネットで実施した。回答者数は492人で、内訳は小学生保護者216人(43.9%)、中高生保護者276人(56.1%)。
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