2022年4月6日
新小学1年生が「将来就きたい職業」、男子は「警察官」女子は「ケーキ屋・パン屋」が1位=クラレ調べ=
クラレは5日、今春小学校に入学する子ども4000人と、その親4000人の合計8000人を対象に実施した、「将来就きたい職業・就かせたい職業」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもが将来就きたい職業の総合ランキングは、「ケーキ屋・パン屋」が1位だった。20年前のランキングと比較すると、2位「警察官」、4位「消防・レスキュー隊」、5位「医師」など、人を助ける職業が大きく順位を上げている。
9位の「ユーチューバー」は、2016年に初めて登場して以来、順位も比率も右肩上がりで人気を集めている。
男女別にみると、男の子が将来就きたい職業は、「警察官」が2年連続で1位。また、「スポーツ選手」は昨年同様2位だったが、比率は3.1ポイント増で、全職業の中で最大の上昇率。競技の内訳を見ると、サッカーが48.9%で圧倒的な人気を獲得。
3位「消防・レスキュー隊」、5位「研究者」も過去最高比率、6位「ユーチューバー」も過去最高順位だった。
一方、女の子が将来就きたい職業は、「ケーキ屋・パン屋」が調査開始以来24年連続で1位。内訳を見ると、8割以上の子どもがケーキ屋かパティシエと回答。ケーキの持つ華やかさ、可愛さ、特別感などが、引き続き女の子の心をつかんでいるようだ。
4位「医師」、5位「警察官」が過去最高順位・比率となり、6位「保育士」、7位「教員」も昨年から順位を上げた。いずれも、コロナ禍でその必要性が再認識されている職業。病院、保育園、学校など、身近で働くエッセンシャルワーカーに、大きな関心を抱いているようだ。
また、男の子の親が「就かせたい職業」は、安定を願う親の気持ちの表れか、13年連続で「公務員」が1位。4位「スポーツ選手」と5位「消防・レスキュー隊」は、男の子のランキングと同様、ともに大きく比率を伸ばし、順位を上げた。
一方、女の子の親が「就かせたい職業」は、今年もトップ5のうち4つを、1位「看護師」をはじめとする医療職が占めた。特に、3位「医師」は過去最高比率、4位「医療関係」は過去最高順位・比率だった。2位の「公務員」も、2年連続で過去最高比率を更新。
この調査は、「クラリーノ製」ランドセルを購入した、2022年4月に小学校に入学する子どもとその親を対象に、2021年7月~2022年1月にかけて、インターネットで実施。有効回答数は、子ども4000人(男女各2000人)、その親4000人。
なお、「子どもの調査」は1999年から2022年まで通算24回目で、「親の調査」は1992年から2022年まで通算31回目。
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