2022年5月6日
塾・家庭教師選び、保護者の4割近くが「ネットの口コミ」を参考=CyberOwl調べ=
CyberOwlは、同社の総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が、小学1年~中学3年生の子どもの保護者614人を対象に実施した、「子どもの塾・家庭教師選びに関するインターネット調査」の結果をまとめ2日に発表した。
それによると、「子どもの塾・家庭教師に関する情報収集は時間や労力を惜しまない」との質問に対して、「とてもあてはまる」20.2%と「ややあてはまる」42.2%を選択した保護者は合計6割を超えた。
「あまりあてはまらない」8.3%と「まったくあてはまらない」0.8%は合計9.1%にとどまり、多くの保護者が塾などを選ぶ過程から熱心であることが分かった。
また、「塾・家庭教師選びにどのくらいの期間を費やすのか」を聞いたところ、最も回答が多かったのは「1カ月程度」37.9%で、次が「2週間未満」19.1%。
この期間で決めた主な理由として、「子どもや家族と話し合いが上手く進んだから」、「希望に合う塾・家庭教師がすぐ見つかったから」が挙げられた。
「2、3カ月程度」17.1%、またはそれ以上の期間をかけて選んだ保護者の多くはその理由を「しっかり検討・情報収集をしたかったから」、「子どものやる気や気持ちを様子見しながら、利用するかどうか検討していたから」と答えた。
保護者が塾・家庭教師の情報収集のために活用しているものは、すべての過程で「家族・友人・知人などの口コミ・紹介」が1位だった。続いて、「塾・家庭教師など公式のWebサイト」や「塾・家庭教師の口コミ・比較情報サイト」が各過程でも上位に入った。
項目ごとに見ると、「名前を知るきっかけ」では、2位に「TV」13.7%、5位に「折込チラシ」10.7%が入り、「きっかけ」としては効果の高い宣伝ツールとして健在なのが伺える。
一方で、「比較のため参考にするもの」と「決定の際に参考にするもの」のどちらの過程でも、「塾・家庭教師など公式のWebサイト」、「塾・家庭教師の口コミ・比較情報サイト」、「掲示板・口コミサイト」のインターネットで情報収集をしている保護者は合計で40%近くにのぼった。
塾などを探す際にも、情報の豊富さや集めやすさは、インターネットが際立っている。
また、最終的には友人・知人などの口コミとインターネット上の口コミのどちらが参考になったのか尋ねると、「ネット上の口コミの方が参考になる」を支持する保護者は「とてもあてはまる」13.8%と「ややあてはまる」26.1%を合わせて4割近く(39.9%)になった。
友人・知人の口コミを支持する保護者は「あまりあてはまらない」20.4%と「まったくあてはまらない」3.4%を合わせて23.8%。2021年の結果と同様、多くの保護者が塾・家庭教師選びでは、インターネット上の口コミの方が参考になったと回答した。
また、「どのような点をポイントにして、塾などを選ぶのか」を聞いたところ、「塾選びで重視したこと・決め手になったこと」のアンケートでは、1位「子どもの理解度にあわせてくれる」13.2%、2位「子どもがなじみやすい雰囲気」12.4%、3位「家族・友人・知人からおすすめがある」8.0%などとなった。
受験対策や講師のレベルなどはいずれも10%以下で、授業料も5.4%いたが、「子どもに合うかどうか」が、最大の決め手となっていることが分かった。
「子どもと講師・家庭教師の相性が気になるか」を聞いたところ、「とてもあてはまる」43.8%、「ややあてはまる」42.2%と答えた保護者が合計で8割以上(86%)になった。
「一度、塾・家庭教師を利用し始めるとなかなか変えにくいか」を聞いたところ、「とてもあてはまる」22.3%と「ややあてはまる」50.1%と答えた保護者は7割以上(72.4%)。
「対面形式とオンライン形式の塾について」、イメージで回答してもらったところ、学習面で、対面形式の方が圧倒的に信頼度があることが分かった。
特に対面形式が圧倒的支持を得たのは、質問のしやすさについての項目。対面形式であればその場や授業前後などに聞けることも、オンライン形式ではそのような時間がないため、コミュニケーションが取りづらいと考える保護者が多いようだ。
だが、学習面以外に焦点を当てると正反対とも言える結果になった。特に「親の負担が少ない」という項目では、「ややオンライン」23.5%と「オンライン」26.8%を合わせると5割を超えた(50.3%)。
現時点でのオンライン形式は、学習面での信頼度の低さは否めないが、一方でその良さも広く認知されていることが今回のアンケートで明らかになった。
この調査は、子どもが塾・家庭教師を利用している小中学生の保護者614人を対象に、3月16日~24日にかけてインターネットで実施した。
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