2022年6月14日
親世代の約9割が「学校のテストのオンライン化」に期待=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は13日、子どもがいる20~50代の親428人を対象に実施した、「2022年:テストのオンライン化・CBTならびに親のITリテラシーに関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「学校でのテストのオンライン化について賛成か」と尋ねたところ、89%(380人)が「賛成」と回答。約9割の親が、学校のテストのオンライン化に前向きであることが分かった。
「賛成」の理由の第1位は、「どこでもテストを受けられるから」(300人)で、コロナ禍で移動にかかる時間の有効活用に重きを置く人が増えていると考えられる。
以下、「テストのフィードバックがすぐ受けられるから」(231人) 、「テストの成績が可視化されるから」(176人)と続き、オンライン化による学習の定着強化に期待が高まっていることが分かった。
一方で、「反対」の理由としては、「カンニングなどの不正行為の可能性があるから」(31人) 、「インターネット環境の差が出るから」(28人)が多く、人目がない環境での子どもの学習姿勢や、通信環境に関する懸念があることが明らかとなった。

また、「CBTという言葉を知っているか」と聞いたところ、「言葉の意味を理解している」と回答した親がわずか10%(41人)と低い結果となり、テストのオンライン化への関心度は高いものの、未だCBTが浸透していないことが分かった。
その一方で、「子どもに英語や漢字などの検定をCBT形式で受けさせたいか」と尋ねたところ、86%(369人)が「受けさせたい」と回答。「CBT」という言葉自体の認知度は低い反面、オンラインでの受検には積極的に導入を希望していることが分かった。
また、「CBT形式のテストを導入するのはいつからが適していると思うか」と聞いたところ、「小学生未満」(121人)、「小学1~2年生」(121人)という回答が多く、合わせると全体の半数を占めている。
GIGAスクール構想や教育のICT化を受け、幼少のうちからITに触れ、慣れ親しんでほしいといった希望が伺える。

「教育のICT化が進むことへの不安感はあるか」との質問では、「あまり不安ではない」(131人)、「不安はない」(157人)との回答が合わせて約7割となり、多くの親世代が教育のICT化に期待を寄せていることが分かった。

一方で、「自分自身のITリテラシーは高い方だと思うか」と聞いたところ、「低い」(176人)、「やや低い」(104人)が65%と半数以上を占めており、加えて、「保護者を対象にした、ITリテラシーを高める取り組みは必要だと思うか」との質問では、「必要」(359人)、「やや必要」(43人)との回答が94%とかなり高い結果となった。

「どういったITリテラシーを高める取り組みに参加したいと思うか」と尋ねたところ、約3割(311人)が「PCなどデバイススキルの向上」と回答したが、どの項目にも一定以上のニーズがあり、IT全般に関心が高いことが分かった。
子どもの教育をサポートするためにも、IT機材やシステムについて、親世代のITリテラシーの向上が求められていることが伺える。
この調査は、子どもがいる全国の20~50代の親(男女)428人を対象に、5月4日~28日にかけて、紙回答の形で実施した。
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