2022年6月28日
来春開校の神山まるごと高専、「デロイトトーマツ」が年間5000万円を10年間寄付
2023年4月に徳島県神山町に開校予定の5年制の「私立・神山まるごと高専」(仮称)は27日、同校が学費無償化を目的に立ち上げた「スカラーシップパートナー」に、「デロイトトーマツ・コンサルティング」が参画すると発表した。
同社は、2022年から10年間にわたって、年間5000万円を同高専に寄付し、学費無償化のための奨学金構想の実現に貢献する。
同社は、世界最大規模のビジネスプロフェッショナルネットワークをもつ、デロイトの一員として、日本でコンサルティングサービスを提供。教育関連ビジネスのビジネスモデル構築に関わる取り組みや、様々な教育機関との連携を図る教育ビジネスグループを、2022年6月に立ち上げた。
今回、同社は、企業版ふるさと納税を活用した長期的な寄付に関する契約を同高専と結び、年間5000万円の寄付を、継続して同高専に行うことを決めた。
スカラーシップパートナーでは、同社の企業名を冠した奨学金を受け取る奨学生が同高専の各学年に4人ずつ輩出。同社は、それらの学生と在学中・卒業後も、学生との共同研究や新事業の創造の取り組みといった連携を行っていく。
また、同社では同高専への人材出向や、徳島県神山町へのサテライトオフィスの開設などの検討も進めており、地域との連携も積極的に行う予定。
同校は、私立の高専として学校経営をするために、学生1人当たり年間200万円ほどの高額な学費がかかってしまうことが予想されており、在学5年間で1000万円必要な学費では入学希望者は限られてしまう。
そこで、学費が原因で入学を諦めることがあってはならないと考え、奨学金基金と長期的な寄付で学費の無償化を実現する「スカラーシップパートナー」を立ち上げた。
2022年1月に構想を、3月にはスキームを発表したこの奨学金基金では、1社10億円の拠出を元に、100億円の「神山まるごと奨学金基金」を設置し、運用益を奨学金として活用。さらに安定的な奨学金制度の運用のために、基金とは別に今回のデロイトトーマツの長期的な契約に基づいた寄付金を活用する。
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