2022年7月21日
デジタルハリウッド、関西外大の「メタバースと繋がる学習空間」の新設に協力
デジタルハリウッドは20日、同社の起業家・エンジニア養成スクール「G’s ACADEMY」(ジーズアカデミー)が、関西外国語大学が新設したメタバース空間とシームレスに繋がる学習空間「Hello,World.」(ハロー・ワールド)の設置企画に協力したと発表した。
「Hello,World.」は、同大外国語学部に2023年4月に開設予定の「英語・デジタルコミュニケーション学科」の施設で、英語というグローバルな共通言語と、プログラムというもうひとつのデジタル言語の2つを使いこなし、可能性を拡げるための施設の総称。
ジーズアカデミーが企画協力し、本格的なメタバース空間とシームレスに繋がる空間として設計。プロジェクトマネージメントとデザインコンセプト策定、設計デザインをトレイルヘッズが、クリエイティブディレクションとシステム設計をランドスキップが担当した。
「Hello,World.」には、メインルームとサブルームの2つの部屋があり、それぞれにLounge、Studioという名称が付けられている。
メインルーム「Hello World Lounge」の奥には、幅6.6メートル・高さが2.7メートルもある「大型LEDビジョン」があり、1歩足を踏み入れると別世界の景色が広がり、メタバース空間への没入感を味わうことができる。
空間の用途は授業だけでなく、世界中の学生や講師とリモートでもリアルのように繋がる場として使うことができる。
メタバース空間に没入できるヘッドマウントVRは、分身であるアバターの姿で、物理的な距離を感じさせないコミュニケーションができ、世界中の人たちとメタバース空間での会話を楽しむことができる。
大型LEDビジョンの前に設置できるフルボディトラッキングを使い、全身をVRアバターと連動させることもでき、トラッカーを装着して、より深くメタバース空間に入り込むことができる。
また、サブルーム「Hello World Studio」では、自分の分身をつくるフルボディ3Dスキャナーで、アバターとしてその世界に没入。自分のオリジナルアバターを作成することで、よりリアルなコミュニケーションを取ることができる。
あらゆる角度から100台の小型カメラで撮影したデータを元に、3Dモデルを作成。自分そっくりのアバターに、様々なアクションをさせることもできる。
また、クロマキー合成を使って、ニューヨークにいる自分や、サバンナにいる自分が、まるで現地から生中継しているかのように背景を合成した動画を作成できる。
ジーズアカデミーは、2015年4月にデジタルハリウッドが設立したエンジニア・起業家養成スクールで、入学者の約80%が起業志望者またはベンチャー企業への就職希望者。現在は、約1700人の「起業家×エンジニアコミュニティ」に成長。(2022年7月現在)
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