2022年9月7日
サイバー攻撃、最も狙われている業界は「教育・研究分野」=チェック・ポイント調べ=
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)は6日、同社の脅威インテリジェンス部門「チェック・ポイント・リサーチ」がまとめた最新調査「サイバー攻撃トレンド 2022年中間レポート」を公表した。
それによると、2022および2021の両年で、世界全体でサイバー攻撃の月間攻撃数が最も多い業界は「教育・研究分野」であることが判明した。
今年7月に「教育・研究分野」が受けた攻撃数は、1組織あたり毎週2000件近くにのぼり、これは他業界の週単位の平均と比較すると2倍以上、2021年7月との比較では6%増、2年前の同時期からは114%の増加となる。
さらに、日本を含むアジア太平洋地域で、2022年上半期に「教育・研究分野」が受けたサイバー攻撃の攻撃数は1組織あたり週平均4600件で、2021年上半期と比較して51%増加。
また、ANZ(オーストラリアおよびニュージーランド)は7%減(2021年7月対比)であるものの、1組織あたり毎週4176件の攻撃を受け、最も攻撃を受けた地域となった。次いでアジアが4171件で5%増(同)、ヨーロッパが1861件で6%減(同)。中南米は62%増(同)となり、毎週のサイバー攻撃の増加幅として最大だった。
新学期シーズンはサイバー犯罪者に狙われやすい時期だが、学生がインターネットを安全に使うためのアドバイスとして、①リンクを安易にクリックしない、②異なるパスワードを設定する、③信頼できる送信元以外からの添付ファイルはダウンロードしない、④保護されていない公衆Wi-Fiには接続しない、⑤暗号化されていないウェブサイトは閲覧しない―の5点を挙げている。
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