2022年11月24日
中学受験、志望校選びは「説明会より文化祭を要チェック」=CyberOwl調べ=
CyberOwl(サイバーアウル)は22日、同社の総合情報サイト「テラコヤプラスby Ameba」が、子どもが中学受験をした全国の保護者252人を対象に実施した「中学受験の志望校選びに関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「第1志望校を決定するうえで重視したこと」を聞いたところ、「子どもの成績・学力に合っているか」21.9%、「授業内容や教育方針」21.6%と答えた保護者が、ほぼ同率で最も多かった。
「子どもの意見」13.6%と回答した保護者も、「第1志望校に通っている保護者から学校の情報を詳しく教えてもらったり、過去問をもらったりして、子どもに合っているか事前に確認した」、「親子で学校説明会に行って話を聞き、家に帰って話し合いをした」と話しており、子どもの意見を尊重しつつも、保護者による事前の下調べがしっかり行われていたことが伺える。
第1志望校の情報を集める際に「どのようなものが特に参考になったか」を尋ねたところ、「学校見学(文化祭など各種イベント含む)」33.7%が最も多く、次いで「学校のホームページ」16.7%、「塾からの情報」13.5%と続いた。
また、保護者からのアドバイスを細かくみると、気になる志望校の学校見学には説明会だけでなく、文化祭などの各種イベントなどに複数回足を運んで、普段の生徒の様子や子どもとの相性などを確認していることが分かった。志望校選びは「説明会より文化祭を要チェック」ということのようだ。
「どの学校を第1志望にするか迷ったか」を聞いたところ、約5割(45.6%)が「迷った」と回答。特にどのような点で迷ったかを尋ねると、約半数が「偏差値」と答えた。
その一方で、第1志望校を決めるにあたって「迷わなかった」54.4%と回答した保護者は、「偏差値」ではなく子どもの意見を重視していたことがうかがえた。
アンケートによると、約3割(29.0%)が単願で受験しているが、残りの約7割が併願校も受験。併願校の受験校数は「1校」が最も多く25.8%。
併願校を決めるうえで重視した点については、「子どもの成績・学力に合っているか」が約5割(49.3%)。次点の「授業内容や教育方針」20.1%の2倍以上だった。
学校選びの際に「やってよかったこと」を聞いたところ、「説明会より、文化祭への参加をぜひしてほしい。通っている子どもたちの雰囲気がよく分かるから」、「子どもを中学受験に合格させた先輩お母さんに沢山アドバイスを受けたこと」、「進学塾に通わせることで学校の情報などが仕入れやすかった」などの声が寄せられた。
この調査は、子どもが中学受験をした全国の保護者252人を対象に、9月22日~10月31日にかけて、インターネット(Google フォーム、クラウドワークス)で実施した。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)