2023年3月6日
小中学生がなりたい職業、マンガ家・アニメーター・イラストレーター=ニフティキッズ調べ=
ニフティが運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」は3日、全国の小中学生2646人を対象に実施した、「なりたい職業に関するアンケート調査」の結果をまとめ公表した。
それによると、「なりたい職業があるか」と尋ねたところ、小学生は89%、中学生は79%が「ある」と回答。2021年、2022年に実施したアンケートと比べてもあまり大きな差はなく、例年約8~9割の子どもたちが「将来つきたい職業がある」と答えている。
「1番なりたい職業」を聞いたところ、小中学生の1位が「マンガ家・アニメーター・イラストレーター」で、2位は「歌い手」、3位以降は「学校・幼稚園の先生」「医者」「保育士」などが続いた。
今回2位にランクインした「歌い手」は、2021年のアンケートでは16位、2022年は6位と年々順位を上げている。中学生では「学校・幼稚園の先生」が1位だった。ほかにも、「管理栄養士」、「車掌」、「市役所職員」など幅広い声が寄せられた。
一方、「なりたい職業がない」生徒にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「自分に向いている職業がわからない」 55%だった。以下、「なりたい職業につけると思わない」33%、「興味のある職業がない」30%などが続いた。
また、「なりたい職業がある」生徒に、その職業につきたい理由やきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「好きなことだから」55%で、以下、「自分に向いていると思うから」33%、「人の役に立ちたいから」29%などが続いた。
このほか、「恵まれない子どもたちを救ってあげたい」、「歌ったり踊ったりして、みんなを笑顔にしたいから」、「ユーチューバーになれば会いたい人に会えると思った」などの具体的な声も寄せられた。
「なりたい職業につくために今から準備をしていること」を尋ねたところ、小中学生の半数近く(49%)が「その職業について調べる」と答えたが、2位以降は小学生と中学生で異なる結果だった。
また、2021年と2022年の「なりたい職業」と今回の結果に変化があったように、「昨年と比べてなりたい職業は変わったか」との質問には、44%が「変わった」と答えた。
「変わった」きっかけを尋ねたところ、小中学生の60%が「他にやりたいことが見つかったから」と回答。そのほか、「稼げないから」と現実的に考える生徒や、「周りから見ている方がいいと気づいたから」と冷静に自分を分析する生徒もいた。中には「絵師になりたかった通り、現在絵師として活躍できているから」とすでに夢が叶った生徒もいた。
「おうちの人に何か職業をすすめられたことがあるか」との質問には、44%の小中学生が「ある」と回答。
「どんな職業をすすめられたか」を尋ねたところ、小中学生全体の上位は「医者」27%、「看護師」21%、「薬剤師」18%と医療関係の職業が多いことが分かった。「学校の先生」15%、「保育士」12%と教育関係の職業も人気があった。
「なりたい職業」の回答では「歌い手」や「ユーチューバー」が上位だったが、この結果を見ると家族の希望と子どもたちの夢は異なるようだ。
「おうちの人がどんな職業についているか知っているか」と聞いたところ、小中学生の94%が「知っている」と回答したが、「知らない」も6%いた。
「知っている」と答えた小中学生に、「その職業につきたいと思うか」と聞いたところ、「思う」10%と「少し思う」25%の合わせて35%が「親と同じ職業につきたい」と思っていることが分かった。
この調査は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」の訪問者を対象に、2022年12月13日~2023年1月17日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は2646人。
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