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2023年5月30日
ワンダーファイ、「生成AI時代のグローバルスタンダード教育とは?」日仏徹底議論
ワンダーファイは26日、フランスのエグゼクティブ国際研修団が来日するにあたり視察訪問を受け入れ、5月18日に日仏の幼児教育に関する意見交換を行ったと発表した。
フランスで家庭的保育と幼児教育事業を展開する15社の経営者が、国際研修の一環で来日するにあたり、ワンダーファイを訪れ、意見交換の機会が設けられた。
当日は、G7教育大臣会合「富山・金沢宣言」でも言及されたAIやICTの進化に対応した幼児教育の未来や、家庭環境の変化、オンライン化など子どもたちの教育環境の変化について議論が行われた。
意見交換会はいくつかのテーマに分けて議論された。
・家庭学習の現状と課題
・学校と家庭で求められる教育内容の違い
・生成AI時代における教育の変革
・非認知能力に対する意識と取り組み
中でも「生成AI時代」を生きる子どもたちの未来に、どのような学びが必要であり、大人たちはどのような支援を行っていくべきかについて議論が集中した。
フランス代表団からは、家庭的保育および幼児教育業界において、人を派遣することがサービスの重要な位置を占めていることから、生成AIの影響は現時点では感じられないという見解が述べられた。しかし保護者の感情として、生成AIに批判的な立場を取る場合が多く見られることは日仏で共通していた。参加者の一人は、子どもが生成AIをレポート作成に利用していることを例に挙げ、思考力を奪われる懸念があると述べた。
こうした不安や危惧はあるものの、時代の流れは不可逆的であり、教育業界への影響を止めることはできないという認識は、日本とフランスの両国で一致。教育者を含む大人の役割について、これまでは「知識を伝えること」でしたが、この先はAIが知識の提供を担うならば、大人ができることは「生き方や考え方を教えること」といった意見も交わされ、議論が白熱した。
また、ワンダーファイが提供する教育サービスであるSTEAM通信教材「ワンダーボックス」と、世界150カ国に展開している知育アプリ「シンクシンク」を実際に体験する時間も設けられ、幼児教育の未来に関する有意義な意見交換が行われたという。
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