2023年6月2日
徳島市、小学校2校で「メルカリShops」を活用した出前授業を実施
徳島市は1日、循環型社会の推進や地域活性化などの分野で、同市と包括連携協定を結んでいるメルカリの協力のもと、同市立の小学校2校で実施した「リユース」をテーマにした出前授業の模様を公開した。
同出前授業は、同市の福島小学校の6年生と、渋野小学校の5・6年生を対象に、今年5月9日に実施。フリマアプリとリユースについて学び、フリマアプリでの実際の販売体験を通じて、リユースに対する気づきと行動変容を促すプログラムに取り組んだ。
出前授業は全2回で、今回実施した第1回では、メルカリ社員の高橋亮平氏が講師として登壇。実際にメルカリで取引されたものを事例に、自分たちにとっては要らないモノや、要らなくなったモノでも、誰かにとっては欲しいモノや役に立つモノだったりすることがあることを分かりやすく解説。
また、3R(リディース、リユース、リサイクル)についてあらためて確認するとともに、「リユース」に焦点を当て、リユースにはどのような方法があるのか、またどのようなものがリユースできるのかについて、主体的に考えるグループワークなどを行った。
両校では、この日出たアイデアをもとに、今後、実際に学校内などでリユースできるものを探し、同市の「メルカリShops」のアカウントで販売を行う予定。
秋ごろ実施予定の第2回の出前授業では、実際の販売活動などを通じて、どういう学びがあったか振り返るとともに、今後、生徒たちがSDGsの推進のために何ができるかを考える。
最終的には、生徒に「捨てる」以外の選択肢が生まれ、限りある資源に対しての活用方法を知り、不要品に対する行動が変わっていくことがゴール。
出前授業の概要
実施日:5月9日(火)
実施校:徳島市福島小学校(第6学年)、徳島市渋野小学校(第5、第6学年)
目的:SDGsの推進を目的としたESD(持続可能な開発のための教育)の一環として、「リユース」をテーマにした環境学習を実施することで、循環型社会に対する理解を深め、持続可能な社会づくりの担い手として必要な資質能力などを着実に育成する
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