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2023年11月10日

8割以上の小中学生が「苦手な先生がいる」と回答 =ニフティ調べ=

ニフティは9日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、全国の小中学生を中心とする子ども1403人を対象に実施した、「学校の先生に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「これまでに学校の先生になりたいと思ったことはあるか」と聞いたとこ
ろ、約4割(38%)の小中学生が「ある」と回答。「ない」は62%だった。

学校の教師に対するイメージを聞いたところ、最も多かったのは「忙しい」44%で、以下、「働く時間が長い」35%、「責任が重い」32%、「苦労が多い」30%、「子どものためになる」30%などが続いた。

「働く時間が長い」や「苦労が多い」とのイメージは、中学生では小学生に比べて10%以上多く、小学生よりも中学生の方が教師の大変さや苦労をよく見ているようだ。

また、「好きな先生や尊敬する先生はいるか」との質問には、72%の小中生が「いる」と回答。「いない」は28%だった。

好きな教師・尊敬する教師の「好きなところ」については、「優しいところ」「面白いところ」と答えた小中生が多く、また、しっかりと話を聞いてくれる教師にも人気が集まったほか、「ちゃんと怒ってくれるところ」との意見も多かった。そのほか、「勉強が分かりやすい」「熱血なところ」「気遣い上手なところ」などの意見も寄せられた。

その一方で、小学生の81%、中学生の88%が「苦手な先生がいる」と回答。全体では83%が「苦手な先生がいる」と回答しており、「好きな先生・尊敬する先生」よりも、およそ10%上回った。

どんなところが苦手かを聞くと、様々な声が寄せられたが、生徒に対する態度が冷たかったり、口調が厳しかったり、すぐに怒る教師は、「苦手」と敬遠される傾向にあった。特定の生徒だけを贔屓する教師や男女で差をつける教師も不人気で、「セクハラをしてくる」「胸ぐらを掴んで暴言を吐かれた」などの回答も寄せられた。

担任の教師になってほしい有名人についてアンケートを取ったところ、全体のランキングは1位「目黒蓮(Snow Man)」、2位「阿部亮平(Snow Man)」、3位「ころん(すとぷり)」という結果になった。

目黒蓮に担任になってほしい理由としては「カッコいいから」が多く、ほかにも「優しそう」といった意見が目立った。阿部亮平は「上智大卒」「気象予報士の資格保有」と、学力が高いところに意見が集中した。

また、担任の教師になってほしい漫画・アニメのキャラクターを聞いたところ、全体のトップ5は1位から順に「ドラえもん(ドラえもん)」、「星野アイ(推しの子)」、「五条悟(呪術廻戦)」、「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、「ロイド・フォージャー(SPY×FAMILY)」だった。

最近のアニメ作品のキャラクターがランクインする中で、ドラえもんが1位になった理由には「物知りだから」「なんでもできるから」などの意見が多く集まった。星野アイと五条悟には、それぞれ「かわいいから」「イケメンだから」と、ビジュアル面から支持する声が多かった。

「体育の先生になってほしいスポーツ選手」を聞いたところ、大谷翔平や吉田沙保里、羽生結弦に人気が集まり、上位3人はどのランキングを見ても共通だった。

4位には、全体と小学生で池江璃花子がランクインした。優しそうな雰囲気に加えて、「どんなことがあっても頑張る人だから」と病気を乗り越えて活躍する姿に感銘を受けた小中生が多いようだ。中学生では「サッカーを頑張りたいから」と、三笘薫がランクイン。

「音楽の先生になって欲しい有名人」では、全てのランキングで1位は「ikura(YOASOBI)」、2位は「るぅと(すとぷり)」だった。どちらも「歌が上手い」のが決め手になっているほか、るぅとに関しては「作詞作曲ができる」点も評価に繋がった。

3位は、小学生と中学生で結果が異なり、小学生では「ベートーヴェン」、中学生では「京本大我(SixTONES)」という結果になった。4位には小中生ともに、ピアノで有名な「ハラミちゃん」がランクインし、「明るくて授業も楽しそう」との声が寄せられた。

この調査は、全国の小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に、9月12日~10月9日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1403人。

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調査結果の詳細

「ニフティキッズ」

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